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  • 2012.10.13 Saturday
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修羅の門第二門でも、陸奥九十九が陸奥九十九してるのが嬉しい

 ごきげんよう。

修羅の門は凄い好きだから、やっぱり二門でも陸奥ぅ・・・!って言いたくなる感じがいいですよね。


空手の名門・リリアン女学園に道場破りに現れた失われた業の使い手、福沢祐巳、とかいいんじゃないか、とうっかり思ってしまいますよね。

駄目だ、ギャグになるな。

でも、凄い修練を積んだ人間達の戦いというのは、やっぱりいいですよね。

「あれは人間の形をしていても、中身は別だ」

とか、なんだろう、修羅の門は雰囲気と言い回しが良いですよね。

風邪がなおらず一ヶ月、ではでは





追記:

リリアンで、怪我をする生徒が増えているという。
しかし、リリアンに通う乙女だというのに、青あざを作るような怪我をした当人は、転んだ、などとしか言わないという。

何か、まずい事が起きている。

由乃はそう思うのだが、祐巳さんや、薔薇の館のみんなの反応は芳しくなかった。

「由乃さん、気にし過ぎだって」
「そうそう」

なんて。

絶対、絶対なんかおかしい。

そして由乃は夜の薔薇の館でその光景を見ることになったのだ。(めんどいので大幅にはしょった)



リングに立つ祐巳と、生徒の姿を。

薔薇の館に用意されたそのリングの上で、空手着とでもいうのか、格闘家のような格好を姿をした祐巳さんが、前傾姿勢で相手に構えている。周囲には熱い視線を向ける生徒達、祐巳さんに対峙している生徒は、あれは、桂さんだ・・・。

「祐巳さん、あんたが最強だなんて、私は……」

 桂さんが恐ろしく低い姿勢で祐巳さんめがけてタックルをかけた。速い、由乃にはもはや消えて見える。

「認めない!」

「フェイント!?」

 驚きの余り声が出る、セオリーとしてのタックルからの寝技、由乃だけでなく、観客も全員がそう思った、だが桂はその体勢から飛び上がり、回し蹴りを撃ってみせたのだ。
 信じがたい身体能力、タックルを受けるための低い姿勢の祐巳は下がれない、そんな回避不能の祐巳の頭部を桂さんの踵が襲った。

「当たる・・・!」

目の前で繰り広げられる暴力から目を逸らそうとする由乃の前で、祐巳が恐るべき反射神経で体をのけぞった、凄まじい反射速度、よかった、回避した、そう安堵する由乃。

だが、桂は止まらない!!

「二段蹴り・・・!!」

 空中で、更に桂が回転する、もう由乃にもはっきりと分かる、これは血の気の多い学生が、遊び半分の余興でやっている格闘ごっこなどではない、明らかに修練を積んだ、本物の闘いだ、と。
 
 祐巳が、跳んだ。

 桂の蹴りに会わせて跳躍し、回避しながら回転蹴りを祐巳が繰り出した、のに会わせて、更に桂が回る、三段蹴り、空中にいる一瞬で、人がこれほど動けるのか、翼もない人間が。
 祐巳の足と桂の足が交差し、蹴りが入った、と思った瞬間、空中で祐巳が桂の足を掴んだ、一瞬の早業、人間の動態視力を超えている、空中で縺れ、足を捻り、折ろうとするのを桂が外そうとし、また祐巳が掴む、空中とは思えない一瞬の攻防。

 飛燕十字蔓・・・祐巳が修めた福沢園名流の妙技であった。

 マットの上に落ちた時、祐巳が桂の足を極めた状態でそこにいた、だがその額からは、蹴りを受けた傷による血が流れている。痛々しい姿に目を逸らそうとする由乃の前で、祐巳が笑った。

 「楽しい……よなあ……桂さん」

 にぃ、と笑う祐巳に、足を極められている筈の桂までが笑っている。

 「化け物め・・・楽しいのはお前だけだ」

 ボクン、というような鈍い音がした。
 祐巳が、桂の足の関節を外している・・・!!
 もう見ていられない! そう思う由乃の眼前で、足を外された桂の方が電光石火の速度で動いた、痛みでギブアップするという常識的な想像など、遥かに超えている、足を外した一瞬の隙をこそ、桂は待っていたのだ!
 祐巳が立ち上がろうとする、桂が突撃する、噛み付き、肩の肉を千切る、二人ともスタンディング、だが、マットの上に鮮血の花が咲いた、頭部と、腕からの信じがたい出血、胴着が血に染まっている。
 桂の片足はだらりと垂れ下がり、どう見ても普通のリングなら試合はもう終わっている怪我だ。

 「来いよ」

 祐巳が笑っている。

 「はは・・・そうだよな、どんなに出血しても、お前はギブアップなんかしないよな」

 外れた片足をはめて、認めてやる、と桂が呟いたのが、由乃には見えた。

 祐巳と桂はゆっくりと構え、互いの動きと間合いを計っている。

 「まったく、最高に楽しいじゃないか・・・なあ、祐巳!」
 
 片足の、機動性のないタックル、間合いを外して時間を稼ぐことも出来た筈の祐巳が、前へ出る。

 「祐巳さん!」

 二人が吐息がかかるほどの距離に接近する。
 (そうだよなあ、祐巳さん、時間切れとか、間合いの外で逃げ続けるとか、あんたは選ばない・・・)
 (来いよ、潰してやる、桂・・・)
 噛み付かれた片腕は動かない、祐巳の左手が桂に触れる。
 「来る・・・!」
 観客席の志摩子が叫んだその瞬間。


  ズン


 薔薇の館全体が震えた。
 まるで地震のように。
 戦車砲の発射のように。


 「福沢園名流・・・虎砲」


 「がっ、は」

 桂の口から血が大量に溢れる。
 その目が揺れ、体が震える。

 「俺は、祐巳さんを超えるため、ここまで修行して、人間さえやめて、それでも、倒せないというのか・・・? やっぱり、俺は、勝てないのか、何者にもなれぬまま・・・」
 私の三年間は何だったんだ?
 存在を忘れられ、映画版では存在自体が消え、苗字は出てこない。
「人は・・自分以外のものにはなれない」
 ボコ、と人間の体がたてると思えないような音を立て、祐巳が左手を引いた、桂の胸部が凹んでいる・・・まるで鉄球でも当たったように・・・。

「お前は三年間、他の誰でもない桂を磨いた、それが答えで、誇っていい正解だ」

桂が、ずるずると倒れていく、

「あんた・・・人じゃない・・・くせに・・・やさしいことを言うじゃないか・・・お為ごかしにきまってる」
「優しい奴は、人が磨いた石なんか割らない」
「は・・・まったく・・・だ」

レフリーが叫ぶ

「た、倒れたぁ! か、勝ったのは福沢祐巳!」


凄まじい大歓声が祐巳を包んでいる。

そして、それを見ていた由乃は、体の震えを押さえられないのだった・・・。


 





修羅の門のパクりになっていた。てへぺろ!

気管支炎の疑い

 症状が完璧気管支炎
そんな昨今です。

リアル・・・リアリティ・・・なんといっていいのか。
たとえば、ニコ生で物語を作るとして、ニコ生で歌って、友達増えて、プロデビューしちゃいました、みたいなスポコン風味を作ることは可能なんですが、それは嘘だろ、と僕は思うんですが、いや、嘘じゃない、そういうこともありうるだろう、という意見を受けたりもする。

確かに極少数、そういうのもいるかもしれないが・・・たとえばss書いてて小説家デビューでも、ピクシブからプロイラストレーターでも、何でもいいんですが、それを一般的事例、その世界ってそういうものだよ、として書くのは、僕からすると、それは違うという感じになるのです。

 意図的に綺麗に書く、みたいになってしまう。

 そうではなくて、あの向上心の欠片もない、ニコ生という世界や(出会い厨が跋扈する)、どんどんグズグズになっていくssという世界や、ランキングに発狂するピクシブ投稿者とか、そういう、「恥ずかしい」部分を、なかったものにして書くのは、僕の言葉でいうと、嘘、ということになる。


 大江さんの小説は、こんなの小説になるのかな、と思うようなグズグズな側面を、小説にしてしまうようなところがあって、僕はそれが好きなんですが、要約すると、趣味も才能も技能もない独身女性がニコ生で毎日ちやほやされることに生きがいを見出してしまう、みたいなどうしようもなさを、「しかし」という一片の真理をもって小説にするようなところが、大江さんにあると僕が思っていて、そこに魅力を感じる訳です。

その「恥ずかしさ」や「痛み」を排除して、いいや、これは「リアル」なんですよ、とかこの「世界」を描いた、とか言われても、それ嘘ですよね、と思ってしまう訳です。


 ニコ生でちやほやされるうちに、踊ったり、きわどい格好をしたりするようになってしまう由乃、地下アイドル活動を始めてしまうゆみ、小説家になるといいつつ、日々ssしか描かない志摩子、みたいなssを思ったりするわけです。
 たとえば声優やアイドルになり損ねた人間の受け皿としてニコニコやニコ生や地下アイドルが機能する面があって、僕の書くようなssもまた、中途半端な小説技能の受け皿としてあって、そのような「二流」にしかし、独特の魅力もまた感じるのです。

 僕はけいおんに微妙な態度というか、全力で褒めてるのに、なんかあんま好きじゃなさそうと言われたりするんですが、高校という空間から「恥ずかしさ」も「痛み」も排除してしまっているから、というのはその一因であるように思うのです。

 また、高校だけでなく、「高校生の音楽活動」に存在する「恥ずかしさ」や「痛み」も排除され、あんまり努力するシーンは描かれず、「楽しい」だけがそこにあります。
 楽しいだけじゃ、ずっとやってはいけないんじゃないか、と僕は思うんですけども。

 ss描くことは本当に素晴らしいよ、友達一杯できて、最高の青春だよ、みたいな話を組み立てる事は可能ですが、それは嘘ですよね、というのはある。

 僕は、だから、そのジャンルの「恥ずかしさ」や「痛み」について語るのですが、やっぱりそういうのは凄い反発を受けてしまうのです。
 向上心がないだの、歌がカラオケレベルだの、ニコニコとかで非常によくある現象なんですが、もうそういう話をした瞬間に、反発で前へ進めなくなる。
 それはしかし、ネットの人々がただただ「恥ずかしさ」や「痛み」をあげつらう事しかしないからなので、ある種諦めるしかないのです。

 しかしそうではなくて、僕が本当に言いたいのは、その「恥ずかしさ」や「痛み」も含めて肯定すること、あるいは肯定しないことで、ここまでは肯定するようなギリギリのライン引きの中で、受け入れていくようなことなのです。
 
 何故なら、物事を受け入れるというのは、綺麗な部分だけを受け入れることではなくて、その恥ずかしさや痛みも含めて引き受けることの筈だからです。

 どうしようもないことのどうしようもなさを、できうる限り肯定する、という。それをなしで、ニコ生できわどい格好してそこに自分の居場所を見つけてしまう由乃、なんて描いたとしても、それは「こいつら恥ずかしい」とあざ笑うような下品な物語にしかならないと思うのです。
 ツイッターが馬鹿発見器になるのは、人々が必死に馬鹿を探していて、見つけたら即座に広めて笑いものにしたくてしょうがないから、という側面があるようにおもいます。

 人々は、自分より下の人間を見つけたくて仕方がない。

 トンデモが大好きな人々にもそういう傾向があるようにおもいます。僕はそういうのはしんどく思う時もあります。


 何一つ技術がいらず、肌を出すだけで喜ばれてちやほやされて居場所を見つけてしまう・・・それはなんか物悲しいような、滑稽な、しかし、しかし人間だな、と僕は思うのです。そんなに誰かに迷惑をかける訳でもないですし。


 けいおんはそうすると、高校生活からも部活動からも音楽活動からも、恥ずかしさも痛みも完全に消してしまっているので、真の意味では高校生活も部活動も音楽活動も肯定せず受け入れていない、とか、そんなことはもちろんないんですが、楽しさを強調するのは、人々を動員する強い力ですよね、って感じでごきげんよう。



暴れ


 ウルコンを食らっても、まだラウンドは終わらない。
かがみも瞳子も体力僅か。
瞳子は徹底的に暴れると決めている、引かない、ひよらない、必然として、瞳子はEXダッシュストレートをぶっぱなす、読み合い拒否、セオリー無視、ダッドリー無法の立ち回り。
 ガードしたかがみの切り返しが何か、などと瞳子は考えない、相手が何を振ろうが縦飛びからのコンボで潰す。読みでもぶっぱでもない、決めうちの、しかもリスク無視のガン攻め行動、だがそこに、かがみの強サンダーぶっぱが直撃した。
 
 「何ですって?!」

 あえて強サンダーをパなすような場面ではなかった、追撃でダッドリーが沈み、一ラウンドをかがみが先取する。

 「あなたさ……」

 「何ですの?」

 「いえ、いいわ、言うより、やった方が早い」

 荒らそう、荒らそう、という瞳子の行動。
 もしかしたら、むっとするプレイヤーもいるかもしれない行動。
 だがかがみは、荒らしに走る瞳子に、プレイヤーマナーを語ろうなどと思った訳ではなかった。

 「クリムゾン・ヴァイパー・・・・」

 高性能なジャンプ攻撃であるバーニングに、対空に使える上に、サンキャンなどのテクニックにも通じる高度な技・サンダー、相手を抑止し、EXならウルコンまで入るセイスモ、これらは、画面をぴょんぴょん飛びまわりバーニングで裏表をぐちゃぐちゃにして、あげくEXセイスモをぱなしてウルコンを決め、起き攻めされてもサンダーをぱなすような無茶苦茶なプレイをも可能にする。

 ラウンド開始の微妙な距離。

 瞳子のダッシュストレート/かがみ、無法の強サンダー!


 「はあ!?」


 まさか。


 弱サンダー/弱サンダー/弱サンダー

 追撃でもなんでもない、意味のないドラゴンダンス(昇竜連発すること)。
 倒れたダッドリーにヴァイパーが密着する。
 バクステが安定と見られるようなこの場面で、瞳子は。

 (乃梨子に・・・繋ぐ!)


 EXジェットアッパー!!

 かがみ同時に強サンダー!!


 まさかの昇竜ぱなし合い!!


 「こいつ・・・!!」

 昇竜をぱなしまくるというのは、上級者でもやる人はいるとは言え、リスクの大きい行動だ。ましてや、はっきり言って大して強くない対空であるサンダーをぱなしまくるのは舐めプレイと思われても仕方がない。

 だがかがみは、瞳子を舐めていた訳ではない。その証拠に、かがみは全く笑わず、恐ろしいほどの気迫でバーニングを撃ち、ダッドリーへとかっとんで行ったのだ。絶妙な距離で炎が舞う!

 裏当て・表落ち!!

 このゲームで起きる不可解な挙動や、直感的な認識に反する動き、それはバグなのかも知れないが、上級者にとってそのバグはテクニックに変わる。
 ヴァイパー地獄のヴァーニング起き攻め、表に見えて裏、裏に見えて表、焼かれまくるダッドリーが右往左往してみるみる体力が減っていく。
 たまらず起き攻め拒否のセビキャンバックダッシュに、まさかの大サンダーが突き刺さる!!

 ぱなす、ひたすら、サンダーをぱなしまくる!!


 「殴り合いだ」


 「え?」


 「くればいいでしょ、貴方が望んだ殴り合いだわ」


 ダッドリーで、ヴァイパーを荒らすだと?

 この、荒らし性能の申し子のような、ヴァイパーを?

 かがみの怒り。

 「荒らしなら、殴り合いなら、ヴァイパーの方が上だ!!!」

 かがみが叫ぶ。

 「貴方は、ヴァイパーを舐めたっっっっっっ!!!」

 そして始まる殴り合い、ジェットアッパー/強サンダー さらに、ジェットアッパー/強サンダー、続けて、ジェットアッパー/強サンダー!!!
 しない、全く安定しない、ここに、この二人の間に、安定行動などというものは存在しないっっ!!

 「無茶苦茶だ・・・」
 乃梨子のもっともな意見に、祐巳が微笑む。
 「でもなんか、いいね、これ」

 KOFの泥沼で、見えない低空めくりを押し付けあう糞対戦で、他のキャラより三倍早く見える暴走庵で、攻撃が当たらず詰んでるチョンやジジイで、糞技を押し付け合い、狂った技をパナし合い、永久と即死を凌いで凌いで生きてきた。

 「私と、荒らしあいで勝てるとおもっている・・・」

 その傲慢・・・・!

 「私はKOFで十年、地獄の荒らしあいを生き抜いてきた・・・!」

 ここで潰す!!

 瞳子、一瞬で削り圏内!!

 「荒らしあいでも、刺しあいでも、立ち回りでも、私が上だっ・・・・!!」

 この圧倒的上級者の前で、この敗色濃厚の瞬間に。


 瞳子が笑った。




 つづく

いつまでも終わらない風邪

 

ぶっぱ・・・・

非難されることも多い、格闘ゲームの重要行動。

たとえば、微妙な距離でいきなり昇竜拳を打って、それがたまたま出していた小足などに刺さるとき、読みなのか、ぶっぱなのか、判別は難しい。当たるぶっぱは良いぶっぱ、などとも言われる。

画面中央で刺しあいすべく中足を振っていただけなのに、いきなり昇竜拳セビキャンからのフルコンなんて食らった日には納得できない気持ちになるかもしれない。「相手がいきなり昇竜拳を打つかもしれない・・・」なんて読み合いは、普通は、少ない。

だがいま、ダッドリーのジェットアッパーで吹き飛ばされたかがみは、自嘲するように笑っている。

 なるほど、と。

ヴァイパーもまた、ぶっぱを非難されるキャラだ。
EXセイスモぶっぱ→ウルコン、で半分奪えてリスク無し、なんてやっていられないという意見もあるだろう。


 糞キャラ、と言われることもある。


 いや、昨今、世の中では、あれが糞、これが糞、と批判の言葉ばかりが飛び交っている。
 滑稽だな、とかがみは思う。
 あの頃、かがみは、もっと酷い糞キャラの泥沼にいたのだから。

 「リスクのあるぶっぱをそれだけ当てられるなんて、大したものよね」
 「ぶっぱではありませんわ、読みです」
 と瞳子が見得を切る。かがみは相手にしない。それは口プレイに過ぎないからだ。

 EXセイスモ、か。とかがみは思う。
 
 ヴァイパークソキャラ、ユンヤンクソキャラ、フォルテ糞キャラ、セス糞キャラ、一体、どれだけのキャラを糞だと否定したら人々は満足するのか。
 EXセイスモからのウルコンで勝利を決め、糞キャラ呼ばわりされたことは、かがみもある。しかし。


 かがみはかつて、KOFプレイヤーだった。


 ヴァイパーはKOFのような部分を持つキャラなので相性が良い、というのはある。
 だがそれ以前にかがみは、キャラクターを愛するプレイヤーなのだ。KOFのキャラ人気は凄まじく、腐人気も凄まじかった。感情移入する、ダイブすることがかがみのpp5000能力ならば、キャラ愛に溢れるKOFをかがみがプレイしていたのも不自然ではない。


 そして、KOFは糞キャラで出来ている。


 正確には、独特のバランスの取り方をしており、極端に強いキャラや弱いキャラが出来やすいバランスで、そして残念ながら糞キャラと言うほかないようなキャラも多かった。

 まるで泥沼。

 避け行動を一回通しただけで体力を7割奪っていく主人公、平然と登場する即死コンボ、無限に繋がる攻撃、狂ったような判定、明らかにバグのような火力・・・・
 対戦ツールとしてのKOFは常にギリギリのところにいた。それでも成り立つのは、キャラクター人気がメインで、一人用でも爽快感があったりしたからだろう。寒くやりはじめれば、どこまでも寒くなるゲームでもあった。
 だからキャラ人気がオロチ編終了でひと段落するとあっという間に廃れてしまった。あと、ラスボスは平然と全画面判定とか使ってくるイカレぶりだった。大体、暴走庵とか普通にプレイヤーキャラで使えたし、イカレてた。


 そんな糞キャラ同士の泥沼でも、対戦は行われる。


 北斗の拳が全キャラ永久持ちのバランス破綻ゲームでも対戦が楽しまれるように、そこにゲームがあれば対戦がある。永久や即死の横行するクソバランスの中、かがみはキャラ愛で戦っていた。
 そしていま、ヴァイパーをクソキャラだという、ぬるま湯に漬かったカプコンゲームプレイヤー達。
 かがみは微笑するだけだ。カプコンゲームでも、ジョジョの奇妙な冒険でアブドゥルの120フレーム無敵とペットショップを使っていた者達には、その泥沼が見えていた筈だ。

 ここはまだまだ、ひなたぼっこにちょうど良い縁側に過ぎない。

 「貴方は絶対、私の技を避けれない」
 「?なんです?」
 「私は、貴方より十年も前から、この技を知っている・・・!」


 EXセイスモは、地面を叩いて地震を起こす技だ。
 地面に足が触れていると吹っ飛ばされるという理不尽に広範囲な技でもある。
 かつてかがみは美形好きとして日本チームをKOFで使い、そこに一人、強力な投げ使いがいたのを覚えている。かがみの目当ては草薙京なのでそのキャラが使えるようになったのはおまけに過ぎないが、どの年度のKOFでも、そのハチマキを巻いた柔道家は安定して強かったのだ。

 
 地 雷 震!!(E X セ イ ス モ)


 ダッキングしようとしたダッドリーが空中へ吹っ飛ばされる!ヴァイパーが一瞬でダッドリーに追いついた。かがみが叫ぶ。

 「大門!!」


 バーストタイム炸裂、燃え上がる格闘ゲーマーの時間が、美しい炎の軌跡を残してダッドリーを焼き尽くす。
 かがみの髪留めがその熱気に千切れ、ツインテールが解けた。
 長髪振り乱す悪鬼と化したかがみが、その目を赤く光らせ瞳子に言う。

 「私のEXセイスモには、大門の魂が宿っている・・・・!」



 つづく

帰還:体調不良

 みな、覚えているだろうか?
陵桜高校とリリアンがスーパーストリートファイター4ターボXAEで戦っていたことを。
いま、かがみがよしのを粉砕し、リリアン側は残り、のりこ、とうこ、ゆみの三人で、陵桜側も同じく、かがみ、こなた、浅見篝の三名となっている。

ゆみは、かがみのプレイを見て、明らかにそのやりこんだプレイングに焦りを覚えた。とうこ、のりこで、対抗できるのだろうか・・・と。

「私がいきますわ」

と瞳子が言う。

「いけるの?」

と尋ねる乃梨子は、ダッドリーとヴァイパーというのは、決して相性の良い組み合わせではないのが念頭にあった。

「私が、勝てないとでも?」

ヴァイパーというのは、ただでさえ強キャラだ。操作は恐ろしく難しく、極めたプレイヤーは少ないものの、EXセイスモという技が恐ろしく高性能で、出しても反撃を受けにくく、当たればウルコンが入り、その上範囲も広い技だった。
 他にも、KOFか、といわれるほどの低いジャンプからのヴァーニングや見えない表裏の二択など、強い条件が揃っている。
 対するダッドリーは、カニパンが当たれば大ダメージチャンスだが(言うまでもないけど、スパ4とは違いますからね)、そう簡単には入れさせてはくれないし、決して強いキャラではない。

「乃梨子、相手のプレイ、しっかり見てて下さいね。『荒らし』ますから」
「・・・!」

かつてウメハラの親友アールが、あるプレイヤーが凄まじく強く、今日のそいつには勝てない、と思った時にウメハラが現れ「三戦で今日の○○を壊してみせるよ」といって実際に連勝を止めた事があったという。
 何故、そんな事が可能なのか。
 
 格闘ゲームには、読み合いが発生する。

 上級者の中には読み合いを拒否するような立ち回りの技術もあるが、結局は読み合いを完全に避ける事は出来ない。
 格闘ゲームの選択肢はじゃんけんとは違い、「比較的安全な行動」や「リスクばかりでリターンの少ない行動」など、選ぶ選択肢による期待値が異なる。
 ゲージがあるなら、昇竜拳をいきなりぶっぱなしてもセビキャンで保険がかけられる、など、状況状況でリスクリターンは変わっていく。
 そうすると、「定石」のような行動も自ずと定まっていく。
 ちょうど、高良みゆきが定石の塊のような寒いプレイヤーだったように、相手がどのような行動に出ても、大体リスクとリターンはこのぐらい、という見積もりは可能なのだ。

 だがしかし。

 あえて、定石の裏をかきつづけるとどうなるか?
 ここで投げを選んで、失敗したらコンボをフルに食らって、成功しても投げのダメージしか得られない、という時には、普通は投げを選ばない、と考える、その思考の逆をつく・・・!
 そこで投げる、「通常の選択の裏」を取り続ける・・・!
 ウメハラは言った
 「今のあいつは、普通の『裏』が『表』になってるから」
 そういって、相手のペースを破壊したのだ。

「瞳子・・・」

 瞳子は、危険な選択を次々に行い、相手のリスクリターン感覚を麻痺させる気なのだ。もちろん、そんな事をしてれば失敗時の巨大なリスクのせいでダメージレースで負ける可能性は高い。が、しかし、これはチーム戦。

 乃梨子がいる。

 荒らせば、ワンチャンスで荒らしきって勝てるかもしれない。負けたとしても、荒らされた後遺症で正常な判断力を奪える可能性がある。

 瞳子は、かがみが格上と見て、乃梨子に託したのだ。

 二人で、戦う。

 そうしなければ勝てない相手だった。

 「行きますわ」


 瞳子が対戦台に座り、かがみが頬杖を解いた。長いツインテールの髪がしゃらりと揺れる。

 瞳子はレバーを握り、思い出す。

 ロジック。

 MOV道場。

 かつて、ロジック井上と呼ばれたプレイヤーが居た。
 『対戦』を論理で突き詰めていくそのプレイスタイルは、多くのプレイヤーを覚醒させ、まるでチンパンジーのようだと言われていたマゴ(現在の最強プレイヤーの一人)を極端な理論派に育て上げた。井上の周りには、力丸、MOV、無数の優秀なプレイヤーが集まっていた。


 瞳子も、その一人だ。


 初めてゲームを教わった時、マキノさん(3rdプレイヤー)は言った。
 「画面の見方、分かる?」
 画面の見方などというものが存在すると、通常のプレイヤーは思わない。しかし、それは確かに存在する。
 相手のゲージ、自分のゲージ、タイム、その状況によって、食らってよい技、食らってはいけない技が決まるのだ。
 ロジック井上は、プレイする時は相手を見ろ、と言っていた。そのためには、自キャラの位置は感覚で把握できなくてはならない。敵の危険な技の初動フレームを見分けること、それが困難な中段をガードさせるのだ。
 

 「よろしくお願いしますわ」


 そう言って微笑む瞳子に、かがみは笑顔で握手を返す。


 「ええ、始めましょう」


 ラウンド1・・・

 瞳子は状況を見る、開始時の位置というのは、中距離といったところで、飛びの届く微妙な距離だ。
 それでも普通は、いきなりぶっこんだりはしない。

 しかし。


 ファイト!


 瞳子、無法の開幕前ジャンプ!


 強サンダーの迎撃で叩き落された瞳子へのかがみの起き攻め、バクステ読みのかがみに、まさかの起き上がりジェットアッパーが突き刺さる!

 暴れる・・・ひたすら暴れる!

 強引なカニパン重ねにダッキングストレート、傍若無人なまでに前へ出て瞳子が技を振る! リスクだらけの危険行動!

 ガードする手が痺れるような錯覚の中で、かがみが笑った。

 「なるほどね」

 瞳子が笑い返す。

 「あなたは、ここで暴れ潰されます」

 ダッドリーのゲージが、一本たまり、青く光り始めた・・・・






 つづく。

日々

 特にありません



リンク先は鬱田さんのサイト。
思想の自由、という概念を、守ろうという意識はなくなりつつある昨今なのだろうか。
いやな思想は見たくない、嫌いな思想は排斥したい、という感情、その感情を疑う能力を人々はネット上で持ち得ない。

叩くのも俺たちの自由で、『叩かれて当然』の発言をまんべくんはした、という発想自体が明確におかしいのに、それがもう、おかしいというのが伝わらなくなりつつある。あるいは、もう、完全に伝わらない。

まんべ君擁護=サヨク、キチガイ、みたいな風潮を感じます。
まんべ君の思想に賛同する反対する以前に、一つの、ただの思想が、『人々』の叩きによって排斥される、という現象自体の持つうすら寒さに、余りにも人々は鈍感になっている。

まんべ君のいった言葉が、恐ろしいほど反社会的で、犯罪を幇助するような内容なら、まだ我慢できますが、一つの考え方、思想が、ただそれが『人々』の『気に食わない』というだけで排斥され、なおかつ、人々がその思想の自由への侵害に恐ろしく無頓着なことが、僕を絶望させます。

 ネットの多くの人々が(ネットの無名のキチガイたちではなく)、『まんべくんは駄目だったよね』みたいな結論なのが明らかに狂っている。
 思想信条の自由を侵害するネットの批判者達がおかしいはずなのに、まんべくんが悪かったことになってしまっている。
 つまり、公人は侵略戦争という考え方をしてはいけなくて、そういう考え方をした場合は、延々と抗議電話を受けてツイッターを閉鎖され、さらにそれでは飽き足らずネットの失敗事例として叩かれ続けて当然、ということか?


  そんな馬鹿な。


  抗議電話は業務妨害だろ・・・。ネットでは、特に公的な人間はある一定の思想しか表明してはならない、というに等しいじゃないですか、これでは。


  それじゃ、思想統制だよ・・・


  ネットでは、炎上や叩きというのはよくあるけど、思想が狙い打ちされて、抗議電話というネットの外にまで影響があって、なおかつ、叩いた側や抗議した側ではなく、抗議された側が悪い、みたいな空気になってるのが・・・

 前から、段々と炎上や叩きは、炎上させる側が悪い、リスク管理ができてない、みたいなことを「賢い」人々が言い出してて、そういう方向にシフトしていってて、なんだかなあ、と思ってたけど、来るところまで来た感じを受けた。 


 もはや語る言葉はない。ではでは


風邪

 風邪引いた。
最近いろいろさぼりすぎ。
来月からがんばる

風邪

 風邪引いた。
最近いろいろさぼりすぎ。
来月からがんばる

めもむ

 ごきっす

まんべくんって気になる、あとでしらべよ。

気になる点

・わかんないけど、許容される言論と、許容されない言論について、ひっかかる。

・リムーブ推奨、だかで、「そういう芸風」だよ、と言っても許容されない言説、というのが気になる

・自主規制と、言葉狩り

・言論統制とは。

・言論の自由とは。


調べてないからわかんにゃい。
ではでは


追記メモ

・最初から毒舌芸風

・でも、侵略戦争、という表現だけはネットの人々は許せなかった

・そういう芸風、だと言ってたけど駄目。

・思想と信条の自由を許せない人々がいる。

・町だから、公式的だから、というのは問題のすり替えに思える(以前からきつい芸風だった)

・侵略戦争、という表現が、極めて危険とされる社会というのはつまり、どういうことだろうか。どのような考えであれば・・・「許される」のか、それは許しを求めなければいけないのか。

・ファシズムというのは、どのように醸成されるのか

・ある特定の思想が「許されなくなり」、あるいは沈黙し、「許される」思想だけが言って良いことになるとはどうなのか。

・残念ながら、「プロ」であるという単語は現状、「思想信条を込めない」ことをさす。つまり、物語は政治や思想から撤退した。自由に物語をかくことが許されない。

・物語、のような、直接的に政治ではない場所でさえ、言葉や思想が許されないなら当然、現実の場でも許されない、特定の傾向だけが許される。


メモ 過去を検証する

 ごきげんよう。

メモ 時間と現実の裁きについて

http://togetter.com/li/112245


「これから、少しキミたちには不安な話をするかも知れないけど、これは今から考えておかないといけない問題だから聞いて欲しいんだ。今、東電が関東に供給できる電力はおよそ3300万kWだけど、それに対して需要が3400万〜3800万kW必要だと想定されてる。それが今の計画停電の理由なんだ。

だけど、これは福島や茨城が停電していることに加えて、鉄道もかなり運休していることを前提に想定されてる需要なんだ。つまり、これから鉄道網が回復するに連れて必要電力はますます増えるし、被災地でも復興がはじまれば電力は当然もっと必要になるってことだ。

仮に、四月の必要電力を4000万kWと想定したとして、これは今の状況でも賄える。計画停電が続いた前提だけどね。だけど、問題はその後だよ。今は春だからいいけど、夏場の消費電力は一般的に50%は上がるっていわれてる。つまり、復興に使う電力を考えても最低6000万kWは必要だってことだ。

これから三ヶ月の間に2000万kWの電力を調達するのは『たぶん絶望的』だろうね。まあ、それが一年だけならまだいいけど、問題はこれからどうやって電力を最低6000万kW、理想は7000万〜8000万kWの電力を確保していくのか、申し訳ないけど政府にはこれを明確に打ち出して欲しいんだ。

その方法で的確なのはたぶん二つしかない一つは物理的に首都圏から人を減らすこともう一つは政府が強権を使って新しい発電所を短期間に造ることだよ。もし、新しい原子力発電所を作る場合でも土地の場所を決めるところから数年間かけて議論しているような時間は、キミたちにはないだろうからね。

まさか、これから数年間も冷暖房もない、鉄道も減っている状態で首都圏の経済を停滞させるわけにはいかないだろう? そうすると、今必要なのはとにかく政治にしっかりしてもらうことなんだ。いってしまえば、首都機能の移転、分散も含めた政策や政府決定での強権発動も止むを得ない状況だからね。

火力発電所を再稼動したとしても、夏場の安定電力にはとても足りないよ。まして、東北や茨城が復興するための電力も必要なら震災前のフル電力以上に今後必要になるのは目に見えているからね。そうすると、ボクとしてはこの機会に単なる復興じゃなくエネルギー政策の方針も含めた計画が必要だと思うんだ。

今回の地震は間違いなく、日本を壊してしまった。というよりも、今の日本の体制をだろうね。関西電力と関東電力の電圧の違いも、結局それぞれの背後にあった利権の問題とかで今に至るまで統一されて来なかったし、原発の問題も議論がほとんそ進まないままここまで来てしまっていた。それが問題なんだ。

新しい原発を作るにしても、今回の事故で交渉は難しいだろうからね。それを無視してでも強行するか、さもなければこれを機会に日本そのものを一度見直すか、ボクは今がそのときだと思うんだ。同時に、これは停滞してる日本経済の打開策になる可能性も秘めてるんだけどね。

これは、何もボクが言い出したことじゃないんだ。首都機能の分散は昔からいわれていたことだし、首都機能の移転もこれまで何度も議論の対象にはなってきたんだよ。そしてもしこれが実現すれば国を上げての大規模な公共事業になる。企業も本社や生産機能を移すことになるんじゃないかな。

今、原発の必要性の有無を議論したり、これまでの国の政策を批判することは簡単だけどね。ただ、忘れたらいけないのは原発の推進派も反対派も結局両方とも今回の事態には対処できていない、つまりはこの失敗はどちらが正しいとかいうことじゃなくて、そのまま結論を出せなかったみんなの敗北なんだよ。

だからどうだろう。一度、キミたちみんなで考えてみたらいいんじゃないかな。今までのじゃなくて、これからの日本をどんな形にしていきたいのか。確かなのは、もう今までのままじゃ持たないってことなんだから、これは大きな転機だと思うよ。少なくとも、戦後はじめてじゃないかな。

とくに若い人たちは社会の中でどうやって生きていくかをずっと考えてきたんじゃないかな。そうして今、就職も厳しくて、今後の日本の進路も見えない状況だね。だけど、今度の災害とtwitterでの動きを見ていると、自分の意見をいうことにも意味があるんだって、気づいた人がいると思うんだ。

エジプトやリビアでは、twitterやFacebookが国を変えるためのツールになったけど、この国では災害対策のために機能したのは、ボクは人類という種全体にとって素晴らしい経験だったと思うよ。間違いなく、これからの災害に今回の教訓は活かされていくんじゃないかな。

だからこれからは、普通の人たちが様々な職業や立場を超えて自分の考えを、仕事場の現状を伝え合うことの大切さをもう一度考えて欲しい。それができたとき、この国の未来はきっともっと素晴らしいものになるんじゃないかな。

何も難しいことはないんだよ。今だって、東大の放射線センターや原子力の専門家がしているツイートをボクらは直接見ることができているし、マスコミの広報アカウントとだって普通に話しているじゃないか。こんなことが数年前にできると思っていた人なんてほとんどいないよ。当たり前だけどね。

だから、後は本当にちょっとしたきっかけだと思うんだ。できるなら、ボクは今回の経験をキミたちが現実の社会でも活かせることを望んでる。目の前の現実に萎縮することなく、自分の考えを持って、情報を探すことを忘れなければ、きっと誰かがキミの話を聞いてくれるってことを忘れないで欲しいんだ。

さっきから見ていると、放射線の心配をしている人よりも、エロやネタっぽいツイートをしている人の方が冷静な人が多いんだ。まったく、キミたちはよくわからないよ。

本当は今政治の話をすべきじゃないんだけど、ここに来てまた仙谷氏を起用するあたりに、今の内閣の力量が出てるんじゃないかな。与党が総力を挙げて対策をするのなら、今は派閥や首相との関係に拘っている場合じゃないと思うよ。

台湾からの救援隊が中国への配慮から、二日間待たされて到着したっていうニュースもあったけど、もしも今回の地震を政局や外交に利用しようとする人間が政府や官僚の中にいるならボクはけして許されないと思うんだ。それこそ、まどかなら「こんなの絶対おかしいよ」っていうんじゃないかな。

電力の総量規制も検討 政府、大規模停電の懸念増し ――日本経済新聞――

またちょっと真面目な話をしてしまうんだけど、いいかい?

これから夏場にかけて、電力が足りるようになるとはボクにはとても思えないんだ。それどころか、今のキミたちの中にも停電の影響で会社での仕事や通勤に支障が出ている人が大勢いるんじゃないかな?

娯楽産業やサービス産業も含めてだけど、安定した電力の供給っていうのは現代の都市生活には不可欠のものだからね。だから、このままいくと関東の企業やそこで仕事をしている人間にもたぶんもうすぐに影響が出てくる。いってしまえば、仕事が落ち着いてできないことは収益の悪化に直結するんだ。

そうなれば、失業率が増加したり、賃金が減ったり、潰れる店舗が出てくるのは避けられないんだ。だから、みんなの力を少しだけボクに貸して欲しい。一つ、具体的な提案があるんだけど、それについて意見が欲しいんだ。

今、一番しなくちゃいけないのは関東の電力を減らすことなんだけど、そのために一番いい方法は「疎開」なんじゃないかな。具体的には地方へ人を移すことなんだけど、これを企業とか家庭レベルでやるのはすごく難しいのは確かだよ。でも、できないこともないわけじゃない。

だから、こういうのはどうかな? 今年の6月〜9月の間、せめて義務教育期間の子供たちだけでも地方に疎開させることができれば、子供たちを混乱に巻き込まないでもすむようになると思う。東京の消費電力もこれなら少しは減らすことができるんじゃないかな。

もともと、各地には青年の家とか、体験活動のための施設は結構あるからね。もちろん、簡単な問題じゃないっていうのはボクも理解してるつもりだけど、これはやる意味があるんじゃないかと思うよ。

もちろん、その移動にかかる労力なんかも考えなくちゃいけないんだけど、このまま夏を迎えるよりはボクはまだいいと思うんだ。電力の消費よりも、子供たちの安全の側面の方がもしかしたら大きいかも知れないけどね。

デメリットとしては、どんな順番で疎開を行うか、あまり前例のないことだからその事務的な手続きにかなり時間のかかること、そして何より地方の自治体の全面的な理解と協力が必要になるってことじゃないかな。

家族の理解は確かに大きな問題だね。それはキミたちの言う通りで、難しいとは思う。それに夏休みだけならっていってくれたのも、そっちの方が確かに実現の可能性は高いんじゃないかな。ありがとう、おかげで助かるよ。

子供たちにとっても、かなり不安は大きいだろうね。けれど、今この状況をボクはたぶん戦後最大の危機なんじゃないかと思ってるんだ。

今回は一応子供たちのだけの場合を想定してみた。でも、確かに「どういう人たちを疎開させるか」の議論も必要だね。何より、子供たちを行かせる場合、教師の負担もかなり大きくなる。

これはあくまでも、ボクがまだ実現できそうな範囲で考えた提案なんだが、それでもキミたちの意見を聞いてやはりよかったよ。ボクはやっぱり、消費電力を減らすためには人間を移動させるしかないと思っている。それが短期間で一番確実な方法だからね

間違いなくいえることは、今の危機を乗り越えるには今までのやり方じゃなくて、中央と地方、行政と企業、それから地域社会と個人の協力が不可欠なんだ。ボクがいった「夏場の子供たちの疎開」もその一つだからね。これをやるにはたくさんの人たちの協力と、何より国の覚悟がいると思う。

それから、火力発電所を稼動させれば〜というのは、ボクも友達から聞いていたんだけれど、これはいくつか疑っているところがあって、本当にすべての火力発電所が稼動できる状態なのか、その燃料の確保ができるのか、ボクはよくわからないんだよ。

だから、今のままの電力供給から1000万kw程度回復したことを前提に考えてみたんだ。仮に4500万kwの電力があるなら、五月はなんとか乗り切れるだろうからね。

この提案にもかなりまだ考えなきゃいけないところが多いのがわかった。それだけでも、ボクはキミたちに感謝してもし足りないくらいだ。今の状況を考えるときに、一つだけ覚えて欲しいのは、それは今回の復興がかつての状態の回復にはもうなり得ないだろうってことなんだ。

ボクがどうして「子供たち」に限定したのか、確かに疑問に思われることが多いかも知れない。けれど、大人も含めての家族での疎開よりは、こちらの方がまだ現実味があるんじゃないかと思ったことと、子供たちを夏場の混乱に巻き込みたくないと思ったことが理由なんだ。

その上で、都市部の電力消費の調整をもちろん行う必要はあるけど。子供たちがすべて例えいなくなっても、節約できる電力はボクもけしては多くはないと思う。だけど、全体としての一環ならこれも有意義じゃないかと思ったんだ。

まず、もとの通りにはなかなかいかないだろうっていう大きな理由は、やっぱり原発なんだ。これから新しい原発をどこかに建てるにしても、地元が納得するとはボクは思えない。そうなれば、数年単位での議論が必要になるからね。これを政府が強行するのなら、ボクを止むを得ないとも思うんだが……。

そう、確かにボクが直接地方の行政に携われたり、具体的な企画書を作って政府に提案のできる人間だったら、本当はそれが一番よかったのかも知れない。でもそれは今すぐにはできない。だから、ボクはあえてもう一つの可能性に賭けてみてもいいんじゃないかと思ったんだ。

それは、ネットに無数にある意見の中から現実の社会に何かしら影響が与えられるんじゃないかっていう一つの可能性だよ。この不特定多数のけしてまとまることのない意見の中から、何か世の中に影響を与えるものが出てきたら、ボクはそれはとても素晴らしいことなんじゃないかと思ったんだ。

キュゥべえのキャラから逸脱してるとか、botらしくないと思われるのはもっともなところだね。でも、考えたことをいってみれば、誰かに届くんじゃないかとボクはやっぱり思ってる。ボクがやったのは少しでも大勢の人に伝えたかったという、キミたちのいうところのエゴというやつかも知れないけどね。

ひとついわせてもらうのなら、ボクはさっきのボクのした提案がけして間違ったものではあると思っていないんだ。だけど、キミたちがいってくれた意見はどれも納得のいくものばっかりだった。それがすごく嬉しいんだ。

ボクが望んでいることはね、こうしてキミたちとボクの意見の交流の中から少しでも誰かにとって有意義な考えるきっかけが広まってくれること。それから、できるならマスコミや政治家にも参加して欲しいってことなんだ。もともとの民主主義っていうのはそういうものだとボクは理解してるつもりだからね。

ボクは前に書いた通りで、今もやっぱりこれは日本が生まれ変わる機会だと思っている。そして、首都機能の分散や移転も今だからすべき議論だっていうこともね。

だから、みんなの考えもボクにもっと聞かせて欲しいんだ。もちろん、首都機能の移転や分散なんかすべきじゃないってものでもいい。大勢の人の意見の上に、これからの社会は築かれるべきものだからね。ありがとう、ここまでボクの話を聞いてくれて。すごく嬉しかったよ。

それから、これはボクのお願いみたいなものなんだが、今の東電を批判している人や、怒って抗議の電話をしている人、それから食料品を買い占めている人をあまり強くたたかないであげて欲しいんだ。そういう人たちも、自分たちの生活を優先して考えているだけなんだろうからね。

もちろん、中には転売目的だったりするどうしょうもない人間もいるんだろうけれど、自分の仕事とか、家族とか、そういうところに目がいってしまう人が多いのは当たり前なんじゃないかな。もしかしたら、キミたちもいつかそういう行動をとってしまうことだってないわけじゃないとボクは思うよ。

そういう人間の弱いところも、たぶんこれからまだまだ出てくるし、見なくちゃいけないと思う。こういう状況だからね。でも、そういうときに相手が悪人だと思うんじゃなくて、相手が弱いんだと思うことも大事じゃないかな。他者への寛容と理解っていうのは、キミら人類の大きな財産なんだろう?

さて、またずいぶんしゃべり過ぎちゃったみたいだ。今日はそろそろ休むよ。明日から寒くなるみたいだしね。それから、まどか☆マギカの十話がニコニコ動画で公開中だからよければ見てみるといいんじゃないかな。あの内容だと放送できるかわからないからね。それじゃあ、お休み。」


メモ

1 『聞こえのいい言葉は、虚偽』
2 『バランスの良い言葉を信じるべきではない』
3 『人間は真実ではなく、言い回しに騙される』
4 『わずか5ヶ月前の発言さえ検証されない。言ったもん勝ち』
5 『象牙の塔の言葉は幻』
6 『他人を煽るときは、もっともらしい数値を使い、できるだけ丁寧な言葉を選び、バランスの良いフリをして誘導すべき、この文章には他意がないが、他意がある場合、このままだと日本の状況を抜け出すのはたぶん絶望的だから、○○するべきじゃないかな、という形で誘導すべき』


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