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南京事件

 http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20070817/p1











さて、冒頭からいろいろ張ったんだけど、僕がいまのところ、南京事件をどう了解したかというと、

『正当な歴史学者ならば、南京大虐殺は存在する事に疑念を抱いていない』

『それは戦闘詳報等一時資料を丹念に当たった結果である』

『だから歴史学者から見た時、南京大虐殺は無かった、という時、それは進化論が嘘であるとか、水に声をかけたら綺麗な結晶がでいるとかの疑似科学と同じである』

という風に了解している。

冷静に考えれば、東京裁判という国際的に大きな戦後処理裁判で取沙汰されたものが、陰謀論的な、事実を精査せずにイデオロギー的に決められたと考えるのは妄想であって、裁判というもののめんどうくささと事実重視を考えれば、一次資料を当たって決定されたと考えるべきだったと思う。

また、教科書に掲載するという行為も、日教組の陰謀などというまさしくの陰謀論だけで簡単に決まるようなものでなく、歴史学者の正当な研究なしに乗せる筈もなかったと考えるべきだった。

そう、つまり、つい先日まで、僕は南京大虐殺は嘘だった論を、割と、そうなのかな? と思っていたのである。

これは本当に恐ろしい事だと思っている。

もともとは、東浩紀が歴史修正主義的発言をした、という話を聞いて、それをネットサーフィンしながらいろんな人の意見を見て、南京事件は無かったと述べている人たちはほぼ全て妄想的で、あったという人々は資料提示に熱心かつ、学問への敬意を持っていたので、南京否定論者は非合理だな、と思ったので、上記の結論にいたった。

ついでに言えば、東浩紀も山本弘も、どうしようもないな、と思った。

さらに言うと、日本の政治家や、一部団体が、外国の新聞紙面にFACTSとか言って広告を出して、歴史的事実である慰安婦問題を偽であると主張して、日本というのは恐るべき妄想的後進国だった、と思われて国益を損ねる、みたいな事件も起きていて、歴史修正主義は実害を伴う思想であると思った。

僕のような割と、左側に共感する人間でさえ、南京とか慰安婦とか嘘だったのかなあ、と思わせるぐらい、妄想的言説がこの国を覆っており、政治家までもがそんな事を言うから、よけいにそう思ってしまっていた。政治家のような、もっとも歴史認識を尊重しなければいけない人々が、歴史修正主義の妄想にとらわれるはずがない、と。

そして東浩紀のような批評家が、言ってしまえば、水に声をかけたら結晶化する、という言説も可能な場を保証しなければならない、とか、ホロコーストは無かった、という言説が可能な場を保証しなければならない、と言ってるのと同じレベルで


東 世界にはいろんな立場の人がいます。たとえば、南京虐殺があったという人となかったという人がいる。ぼくは両方とも友達でいます。このふたりを会わせて議論させても、話が噛み合わないで終わるのは目に見えている。なぜならばふたりとも伝聞情報で判断しているからです。歴史学者同士なら生産的な会話は可能でしょう。しかしアマチュア同士では意味がない。(中略)ちなみにぼくは南京虐殺はあったと「思い」ますが、それだって伝聞情報でしかない。そういう状況を自覚しているのが、大塚さんにとっては中立的でメタ的な逃げに映るらしいですが、それはぼくからすれば誤解としかいいようがない。


大塚 南京虐殺があると思っているんだったら、知識人であるはずの東がなぜそこをスルーするわけ?知識人としてのあなたは、そのことに対するきちんとしたテキストの解釈や、事実の配列をし得る地位や教養やバックボーンを持っているんじゃないの?


東 そんな能力はありません。南京虐殺について自分で調査したわけではないですから。


大塚 でも、それを言い出したら何も言えなくなる。柳田國男について発言するのは柳田國男以外できなくなってしまう。歴史学自体がすべて成立しなくなってしまう。資料はすべて伝聞情報だからね。一次資料だって誰かのバイアスがかかっているわけで、南京虐殺論争だって、そのバイアスの部分で虚構と言うのか、あるいはバイアスを取り除いたところであったと言うのか。とにかく、東浩紀っていうのは、結局は人は何も分からないって言ってるようにしか聞こえないよ。


東 ある意味でそのとおりです。


大塚 (前略)つまり君が言っていることっているのは、読者に向かって、君は何も考えなくていいよと言っているようにぼくにはずっと聞こえるんだよね。


東 ええ。それはそういうふうにぼくはよく言われているので、そういう特徴を持っているんだと思います。


大塚 そうやって居直られても困るんだって。(209〜211頁



とか言う時、僕が持っていたような誤解は補強されるだろう。僕は単純に、東浩紀を全く信用していないからこうなったが、えらい学者さんだなあ、とぐらいに思っている人は、南京大虐殺はなかった、という論は聞くに値する意見なんだ、と思ってしまうだろう。
 それは山本弘も同じで、と学会は、「科学的」を装って偏ったイデオロギーを伝達する危険集団に見える側面があり、科学の中立性を隠れ蓑にする分、山本が卑劣な人間であるように昔から思えていた。それでも、東よりはマシだけども。

 僕が久しぶりにブログを書いたのも、少なくても僕にとっては、僕が南京事件否定論をある程度信じていたからで、下手をしたらそういう人は多いのではないか、と思ったからです。割と平然と、左翼を自認していた時期さえあるのに、僕は大虐殺って無かったのかな、と思っていました。
 じゃあ、別に政治的なことに興味のない普通の人だったら、もっと大変な事になっているんじゃないかと、僕は恐ろしいのです。
 また、リンク先のブログの一つは、コメント欄が100とか、300になるまで議論していて、僕から見て基地外としか思えない相手と、300ですよ?300。ずっと会話してて、それは本当にすごいし頭が下がるのですが、僕にはとてもできません。最近は自分の弱さに気づく日々です。正直、このブログにもそういう基地外が押し寄せてきたらやってられないというか、既に若干来てるので、一人来るだけでも相当うんざりするものです。
 東浩紀が平気ではてサは、とかいうので、はてなにいる左翼の方々は見るべきところのない人々なのかな、という印象操作にやられていたのですが、そもそも左翼右翼の問題でさえなく、ネットには見るべき意見を持つ、僕より遥かに熱心で学識高い方々がいるな、と思いました。むしろ東の著作の方がはてサより遥かに害悪ではないのか。



 ではでは、ごきげんよう。



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  • 2012.10.13 Saturday
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コメント
きちがいきちがいって、お前何様だよ?単にお前が相手の考えに追いついてない可能性とか考えないの?書いてること読んでるとさ、お前1人よがりなんだよね。
人の話聞けないくせに、観察力足りないって感じ。即戦力としては使えない子なんだねw

ってかさ、南京大虐殺は無かった?系の話持ってくるやつって、大概詐話師みたいなもんだよ。そーゆーので食ってる人がいてね、一定の需要があるの。だから本人達は何も調べてなくってさ、そういう話が欲しい人向けに提供してるってわけ。ほら、バカがどれくらいいるのか確認作業必要でしょ?一般ピーポーってさ、偉い人が植物だとしたら肥やしとか水とかと一緒ってか、人間じゃないんだよね。奴隷。
どーやって奴隷こき使うか考えててさ、そーゆーのの調査。坊や、わかるかい?
  • あったまきた。
  • 2012/11/24 10:03 AM
>>僕のような割と、左側に共感する人間でさえ、南京とか慰安婦とか嘘だったのかなあ、と思わせるぐらい

やっぱり一次資料すら読まずにフィーリングで真偽を決めてるんですね左翼さんは・・・
  •  
  • 2016/12/16 2:52 AM
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