フェアウェルブーケ

 はい、はい、来ましたよ、マリみて新刊。

拍手ありがとうございます。

そして、フェアウェルブーケでございます。

久々にいい感じのマリみてと思いました。
どうもこう、なんか違う、と思う事が多い昨今でしたが、フェアウェルブーケは雰囲気がいいな、と思わせてくれました。
非常に好感触でございます。

個別に見ていくと、飴とストレッチは、まあまあさわやかな感じで最初の一作としてよい感じです。
幕間に入るフェアウェルブーケも、ゆみ、三年生だな、って感じでほほえましくみれます。
この作品集の要に思える「プライベートティーチャー」は、背景でおきていること、想像できることを考えると結構黒く、最後の結論も本当にそうかどうかは分からないので、趣深い感じになっています。冷静に考えると色々刺さる感じ。
おっぱいクッキーは、ほんと、今野さまはこれ、好きだよなあ、と思いました。つまり、飴とストレッチもこっそりそうなんですが、他人が現実を誤認して思い込む、という事に関して今野先生は凄い冷たいというか厳しいというか、その題材を書かずにいられないんだなあ、と思います。志摩子の思い込み現象とか、瞳子や加南子の思い込み現象とか、お釈迦さまの一巻とか、とにかく思い込みと肩透かしが大好きなんだなあ、と。おっぱいクッキーの場合は、それがまあまあ上手くいってるんで、いいんですけど、いつ何時でもそれを書きたがるのは流石にどうなのか、なんて書くと、僕はまりみてや今野さまについて思い込んでいる、なんていわれてしまう訳ですねw
昨日の敵は、途中のラップが不意打ち的に面白かったのだけは覚えてます。そういえば全体的に、落ちがあるようなないような話が多いですね、フェアウェルブーケ。
卒業式まで、はかなり百合っぽいです。最後にまあ、今野さん得意の複雑な血族落ちなんですが、この後のことを考えると、なんか、なんか、えろいですね!

フェアウェルブーケやアナウンスメントは普通に良い話でほっこりしましたし、なにより、最後薬香草茶話で祥子が出てくるので感無量です。やっぱり祥子とゆみがいなきゃな!

 祥子が出てくると、ほんと、締まるぜ・・・

 そんな感じでごきげんよう







日々

 色々思ったこと。



1 最近はビジネス書を多く読んでいたのですが、「コンサルティングとは何か 堀紘一」「コンサルタントのひと言力 野口吉昭」「コンサルタントの現場力」「コンサルタントの解答力」「だから貴方の部下は育たない」あと三冊ぐらい。だんだん署名もタイトルもうろ覚え。

 殆ど共通して言えるのは、徹底して現実に根ざし、ネガティブを否定し、夢と想像力を肯定しているという事でしょうか。そして、多大な努力を訴えている。

 「一時間早く出社し、常にアンテナ高く、誰よりも遅くまで残り、周囲に気遣いができ、自主性に富んで、誰よりも汗を流し、整理整頓ができて、身なりが清潔で、挨拶がはきはきして、手柄は部下に、責任は自分で背負う人間」がビジネスで生き残れる人間となります。


 これはしかし「無茶な理想」並べた訳ではなく「ビジネスの現実」な訳で、「実際に休日も休息もなく実行しているビジネスパーソンもいる」


 なんというか、空理空論ではないシビアな現実に根ざしながら、企業は理念やビジョン、夢が大事である、と全ての本が言っている、つまり、ひねたことを言って「これが現実」とか言うのはやはり違うと僕は思う訳です。だって、そんなひねた奴、ビジネスの世界で生き残れないだろ。いったいどこの現実の話なんだ。


 そして、そういう経緯を経て、久しぶりになんというか、批評書というかなんというか、そういうものを読むと、また違う面が見えてきたのです。


 世の中の多くの、思想関係書、大塚英志でも東浩樹でもなんでもいいんですが、その多くは、分析した内容を言っているだけだ、という事が今までになく引っかかるようになったのです。


 多くのコンサルタント書では「分析だけでは無意味」と言っています。会社の強み弱みや課題を分析してグラフにしました。それだけでは「で?」といわれてしまう、と。


 これはビジネスではある種の常識でしょう。分析は、その先にある目的のためにやるものですから。

 しかし、世の殆どの思想系書物は、分析に90パーセントを費やし、その後の提案の部分は実にあやふやな場合が多い気がいたします。

 分析のための分析であり、提案がおろそかになっている。

 そういう書物を読んで、思想家はまた「あらたな分析」を思いつく、それでは、分析だけが徒に増える事になるじゃないですか。

 

 明確な分析と、それに基づく課題提案、そういうバランスの取れた書物、あるいは思想を、考えていこうと思いました。



2 電子書籍と、書籍。



 最近、小説を読むのが苦痛なのです。

 ビジネス書や思想系が平気で、小説が苦しいというのは、虚構との親和性が下がってきているからではないかと思います。

 いや、正確には、構築された小説世界に入りづらいだけで、たとえば、TRPGリプレイは平気で読めるのです。

 あと、やるおでなんたら、とかも拒絶感なく読んでいた時期が一年くらい前にはありました。


 これが僕だけの個人的病弊ならともかく、全編かぎかっこで進む小説だの、携帯小説だのが出回っておりますから、「小説」というものが求めるハードルに、上手く合致できない人間は増えているのではないかと思います。


 TRPGリプレイ

 やる夫でなんたら

 かぎかっこ小説

 携帯小説


 これらは、すんなり読める訳で、逆に言えば「これに近い小説」を作れれば、すっと受け入れられる可能性があるのではないかと思う訳です。

 情景描写のできるだけ無い小説、という事になりそうですが、単純に情景描写を無くしても、それはスカスカの小説が出来るだけになりそうです。


 情景描写の代わりに、TRPGではGMの説明とルールと数字のやりとり、ダイスの結果とプレイヤーのやりとりとキャラクターのやりとりの二重構造、などがある訳です。


 やるおはAA


 かぎかっこは、読んでないからしらんけど情報量だとおもう。台詞で情報を伝えるという。携帯小説は、スカスカな小説になってるかもね。


 僕はこれらを勘案し、そのうち、TRPGリプレイに近いss、を書いてみたいと思っております。




3 ネットワーク的なシステム。


 ピクシブを見るたび思うのですが、今の、小説の受賞システムは効率化できるんじゃないか、と。

 というのは、現状の、原稿送って、メール不可データ不可、一年後発表、みたいなのは全く悠長だとおもうのです。

 ピクシブ小説は激しく投稿者側需要があったようですし、小説投稿コミュニティシステム、みたいな感じで応募者をコントロールするほうがいいと思うのです。


 1 システム利用を月額300円にしたとしても、小説家になりたい卵達はお金を払う。


 2 コミュニティシステム内での評価を援用できる。コミュニティ利用者内での評価を参考にしながら、編集者意見を書ける(独断にならない)


 3 小説家志望の囲いこみ、指導育成さえ可能


 4 レスポンスが逐次になる。(三ヵ月後、一斉に合否発表とかしなくてよい)


 5 受賞を募る出版者の、小説二次創作の解放区とする。原作者が目を通すかも、とか、アンソロジーを出してあげるかも、など、魅力的なうたい文句をつけることで、本来、出版社の利益に寄与しない二次創作勢力を取り込める。


 6 漫画部門を作れば、更に広がる。


 7 タブで、「投稿書式」「ss書式」など選べるようにしておけば、いろいろ楽。


 受賞作品選出作業は、バイトに下読みをさせてるなんて噂が流れてしまったりするので、少なくてもコストばかりかかって利益を生み出していない作業です。しかし、こうすれば利益が出るのではないか、と思ったり。



 

とりあえず今日はここまで、ではでは


日々を生きる

 うーむ。

ウメハラの、勝ち続ける意志力を買いたい。

プレスリリースについて調べておきたい。

反橋本派ですよ僕は。


正直、まだ、長い文章を書くほどには復活していない。ではでは

業務と戦場

 色々整理しておきたい。


・ 軍隊の上下関係が厳しいのは、命令系統を乱さず、統率するためである。上司や先輩に頭を下げなければいけないのは、日本式の年功序列の腐った会社云々、という論を持つ向きもあるかもしれないが、世界中の軍隊が日本式の組織ということになってしまう。

・ 逆に言えば、周囲に銃弾飛び交う実戦場で、上官にいちいち敬礼する人間がいたら、何のための敬礼であり、何のための厳しい上下関係なのか理解していない事になる。

・ なんらかのミスをした場合に、たとえば客先の状況だからミスをしました、といった場合、会社に帰って同じミスをしてしまったら、それはどうしようもないほど、ただの言い訳に過ぎなくなってしまう。

・ 失敗しても次があると思ってる人間は、次も失敗する。


橋本政権は関西財界の言いなりではないのか。

気力が尽きた、またいずれ


はい

 ごきげんよう

01:24 「みんなでパーティー」とても良かったです。祐巳と友人・仲間達が皆、笑顔でいると本当に嬉しくなっちゃいますね。

ありがとうございます。書いたの昔過ぎて思い出せないですけど、感謝感謝でございます。


20:43 おかえりなさい!生きててくれてよかったです
20:43 待ってました!

ありがとうございます。生きておりました。ありがとう!


とりあえず今日はこれだけ。リハビリリハビリ

帰還

 生きてます

いろいろあったけど、もう説明できないくらいの時が過ぎましたね。

まあ、ぼちぼちやっていきます。

はい

 ザ・ブックと、恥知らずのパープルへイズ読んだ。

ザ・ブックは、乙一らしい感じの、小説っぽい格調が出てた。ジョジョらしさとの融合というのはそうかも。ジョジョなあ・・・主人公がオリキャラの方なのかと思える感じで、乙一っぽさの方が強く出てたけど、良かった気がする。

恥知らずのパープルへイズは、ストーリー展開はジョジョっぽい。ある意味でザ・ブックよりもそれっぽいけど、そのせいでかえって、ジョジョっぽくない部分が出ると際立ったかも。その、ジョジョっぽくない部分、というのはファンにとっては上遠野らしい部分、という感じかもしれない。

なんとなくジョジョいいな、とジョジョ熱が高まるのでした。
ではhであ

oni

 はい、そういえば鬼物語を読みましたよ。


うん。

なんか、期待値を下回るというか、期待値が高すぎたのか、なんか西尾さんの悪い部分がだんだん出てきたというか、そんな感じでしょうか。

1、鬼物語といってるけど、最重要なのはカタツムリ

2、なのに、紙幅の大半は忍の過去の話。

3、それなのに、忍の過去は、かなりどうでもいい話。

4、かつて匂わせた、忍の初の眷属の扱いが、実になんかこうどうでもいい感じに。(忍の語り口はわざとどうでもよくしている、という深読みはできるが、根本的にそれが過去話をつまらなくしているように思えるので、深読みを義務つけられても困る)

5 とってつけたようなカタツムリエンド、そこそこ感動できるシーンのような気はするものの、ずっと忍の話だったのでちぐはぐな感じが否めない。

カタツムリの話がしたいなら、ちゃんとカタツムリの話をすればいいだけじゃないの?
とにかく、カタツムリと主人公の楽しい日常や、周囲の人間関係が描かれて、それでもうすうすそれが薄氷の上だと気づいているカタツムリがいて、とうとうくらやみが訪れ、対決が描かれ、最後にカタツムリが選ぶ選択は・・・みたいなべたな話でいいよ。

 というか、西尾先生がべたを避け始めると、大体つまらなくなるという法則がある気がしますよ。

 物語の構成が歪になってきてる。戯言のころの構成に近づきつつあるよ。

 忍の過去が物語全体から見た時にどうでもよすぎるのが致命的に思われる。
 
 また、今までは一応、伝承とかの裏づけから・・・・若干はみでてるやつもあるけど、一応は民俗学的見地がぎりぎりあったのに、今回のくらやみは、またバックノズルとかジェイルなんたらとかの「俺設定」に戻りつつあるよ。これもまた、西尾先生が退化する方向へ行ってる感がある。まあ、大人の事情もあるかもしれないけど。
 しかもその俺設定のせいであきらめるみたいになってるので、若干説得性も下がっているような・・・。


 このままいくと、最終巻もやばいことになりかねないので、マジがんばってほしいです。最後がちゃんとしてたら、OKなのが世の中だから!

 ではでは










生きてはいる

 なんだっけ・・・


いろいろあったような。


サルと人間の遺伝子の違いって、1%しかないんだぜ、とか、そういう言説を元に、人も猿も変わらない的な主張をする人もいるけど、人と猿の違いが10%もあったら、生物の半分は猿っぽい生き物になる気もするし、そもそも、遺伝子全体の中には活性化してないゴミデータみたいなのがあって、それを含めるから99パーセントになるとかなんとか。
 遺伝子はわずかな違いで、大きな差を生むんですね、という結論ではなく、人も猿も変わらない、とか言い出すのもそれはそれでいいけど、「結局、人も獣だから」みたいな言説の言い訳みたいに使われると困りますよね。結局は解釈の問題に過ぎないのか。

かずのこvsボンちゃんも見たし。

光速を超える物質とか。

あと、月下の剣士2を山百合会でやったら、由乃はあかりを使うね。
画面端で札を出し続ける(月下2で一番簡単な永久)
月下の剣士、案外狂ったゲームだよな。
残鉄のジャンプAがA+Cでキャンセルできるとか。いいね!狂ってる!

うーん、なにもないな。ではでは

修羅の門第二門でも、陸奥九十九が陸奥九十九してるのが嬉しい

 ごきげんよう。

修羅の門は凄い好きだから、やっぱり二門でも陸奥ぅ・・・!って言いたくなる感じがいいですよね。


空手の名門・リリアン女学園に道場破りに現れた失われた業の使い手、福沢祐巳、とかいいんじゃないか、とうっかり思ってしまいますよね。

駄目だ、ギャグになるな。

でも、凄い修練を積んだ人間達の戦いというのは、やっぱりいいですよね。

「あれは人間の形をしていても、中身は別だ」

とか、なんだろう、修羅の門は雰囲気と言い回しが良いですよね。

風邪がなおらず一ヶ月、ではでは





追記:

リリアンで、怪我をする生徒が増えているという。
しかし、リリアンに通う乙女だというのに、青あざを作るような怪我をした当人は、転んだ、などとしか言わないという。

何か、まずい事が起きている。

由乃はそう思うのだが、祐巳さんや、薔薇の館のみんなの反応は芳しくなかった。

「由乃さん、気にし過ぎだって」
「そうそう」

なんて。

絶対、絶対なんかおかしい。

そして由乃は夜の薔薇の館でその光景を見ることになったのだ。(めんどいので大幅にはしょった)



リングに立つ祐巳と、生徒の姿を。

薔薇の館に用意されたそのリングの上で、空手着とでもいうのか、格闘家のような格好を姿をした祐巳さんが、前傾姿勢で相手に構えている。周囲には熱い視線を向ける生徒達、祐巳さんに対峙している生徒は、あれは、桂さんだ・・・。

「祐巳さん、あんたが最強だなんて、私は……」

 桂さんが恐ろしく低い姿勢で祐巳さんめがけてタックルをかけた。速い、由乃にはもはや消えて見える。

「認めない!」

「フェイント!?」

 驚きの余り声が出る、セオリーとしてのタックルからの寝技、由乃だけでなく、観客も全員がそう思った、だが桂はその体勢から飛び上がり、回し蹴りを撃ってみせたのだ。
 信じがたい身体能力、タックルを受けるための低い姿勢の祐巳は下がれない、そんな回避不能の祐巳の頭部を桂さんの踵が襲った。

「当たる・・・!」

目の前で繰り広げられる暴力から目を逸らそうとする由乃の前で、祐巳が恐るべき反射神経で体をのけぞった、凄まじい反射速度、よかった、回避した、そう安堵する由乃。

だが、桂は止まらない!!

「二段蹴り・・・!!」

 空中で、更に桂が回転する、もう由乃にもはっきりと分かる、これは血の気の多い学生が、遊び半分の余興でやっている格闘ごっこなどではない、明らかに修練を積んだ、本物の闘いだ、と。
 
 祐巳が、跳んだ。

 桂の蹴りに会わせて跳躍し、回避しながら回転蹴りを祐巳が繰り出した、のに会わせて、更に桂が回る、三段蹴り、空中にいる一瞬で、人がこれほど動けるのか、翼もない人間が。
 祐巳の足と桂の足が交差し、蹴りが入った、と思った瞬間、空中で祐巳が桂の足を掴んだ、一瞬の早業、人間の動態視力を超えている、空中で縺れ、足を捻り、折ろうとするのを桂が外そうとし、また祐巳が掴む、空中とは思えない一瞬の攻防。

 飛燕十字蔓・・・祐巳が修めた福沢園名流の妙技であった。

 マットの上に落ちた時、祐巳が桂の足を極めた状態でそこにいた、だがその額からは、蹴りを受けた傷による血が流れている。痛々しい姿に目を逸らそうとする由乃の前で、祐巳が笑った。

 「楽しい……よなあ……桂さん」

 にぃ、と笑う祐巳に、足を極められている筈の桂までが笑っている。

 「化け物め・・・楽しいのはお前だけだ」

 ボクン、というような鈍い音がした。
 祐巳が、桂の足の関節を外している・・・!!
 もう見ていられない! そう思う由乃の眼前で、足を外された桂の方が電光石火の速度で動いた、痛みでギブアップするという常識的な想像など、遥かに超えている、足を外した一瞬の隙をこそ、桂は待っていたのだ!
 祐巳が立ち上がろうとする、桂が突撃する、噛み付き、肩の肉を千切る、二人ともスタンディング、だが、マットの上に鮮血の花が咲いた、頭部と、腕からの信じがたい出血、胴着が血に染まっている。
 桂の片足はだらりと垂れ下がり、どう見ても普通のリングなら試合はもう終わっている怪我だ。

 「来いよ」

 祐巳が笑っている。

 「はは・・・そうだよな、どんなに出血しても、お前はギブアップなんかしないよな」

 外れた片足をはめて、認めてやる、と桂が呟いたのが、由乃には見えた。

 祐巳と桂はゆっくりと構え、互いの動きと間合いを計っている。

 「まったく、最高に楽しいじゃないか・・・なあ、祐巳!」
 
 片足の、機動性のないタックル、間合いを外して時間を稼ぐことも出来た筈の祐巳が、前へ出る。

 「祐巳さん!」

 二人が吐息がかかるほどの距離に接近する。
 (そうだよなあ、祐巳さん、時間切れとか、間合いの外で逃げ続けるとか、あんたは選ばない・・・)
 (来いよ、潰してやる、桂・・・)
 噛み付かれた片腕は動かない、祐巳の左手が桂に触れる。
 「来る・・・!」
 観客席の志摩子が叫んだその瞬間。


  ズン


 薔薇の館全体が震えた。
 まるで地震のように。
 戦車砲の発射のように。


 「福沢園名流・・・虎砲」


 「がっ、は」

 桂の口から血が大量に溢れる。
 その目が揺れ、体が震える。

 「俺は、祐巳さんを超えるため、ここまで修行して、人間さえやめて、それでも、倒せないというのか・・・? やっぱり、俺は、勝てないのか、何者にもなれぬまま・・・」
 私の三年間は何だったんだ?
 存在を忘れられ、映画版では存在自体が消え、苗字は出てこない。
「人は・・自分以外のものにはなれない」
 ボコ、と人間の体がたてると思えないような音を立て、祐巳が左手を引いた、桂の胸部が凹んでいる・・・まるで鉄球でも当たったように・・・。

「お前は三年間、他の誰でもない桂を磨いた、それが答えで、誇っていい正解だ」

桂が、ずるずると倒れていく、

「あんた・・・人じゃない・・・くせに・・・やさしいことを言うじゃないか・・・お為ごかしにきまってる」
「優しい奴は、人が磨いた石なんか割らない」
「は・・・まったく・・・だ」

レフリーが叫ぶ

「た、倒れたぁ! か、勝ったのは福沢祐巳!」


凄まじい大歓声が祐巳を包んでいる。

そして、それを見ていた由乃は、体の震えを押さえられないのだった・・・。


 





修羅の門のパクりになっていた。てへぺろ!

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