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はい
- 2011.10.23 Sunday
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- 13:54
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- by inugamik
ザ・ブックと、恥知らずのパープルへイズ読んだ。
ザ・ブックは、乙一らしい感じの、小説っぽい格調が出てた。ジョジョらしさとの融合というのはそうかも。ジョジョなあ・・・主人公がオリキャラの方なのかと思える感じで、乙一っぽさの方が強く出てたけど、良かった気がする。
恥知らずのパープルへイズは、ストーリー展開はジョジョっぽい。ある意味でザ・ブックよりもそれっぽいけど、そのせいでかえって、ジョジョっぽくない部分が出ると際立ったかも。その、ジョジョっぽくない部分、というのはファンにとっては上遠野らしい部分、という感じかもしれない。
なんとなくジョジョいいな、とジョジョ熱が高まるのでした。
ではhであ
oni
- 2011.10.17 Monday
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- by inugamik
はい、そういえば鬼物語を読みましたよ。
うん。
なんか、期待値を下回るというか、期待値が高すぎたのか、なんか西尾さんの悪い部分がだんだん出てきたというか、そんな感じでしょうか。
1、鬼物語といってるけど、最重要なのはカタツムリ
2、なのに、紙幅の大半は忍の過去の話。
3、それなのに、忍の過去は、かなりどうでもいい話。
4、かつて匂わせた、忍の初の眷属の扱いが、実になんかこうどうでもいい感じに。(忍の語り口はわざとどうでもよくしている、という深読みはできるが、根本的にそれが過去話をつまらなくしているように思えるので、深読みを義務つけられても困る)
5 とってつけたようなカタツムリエンド、そこそこ感動できるシーンのような気はするものの、ずっと忍の話だったのでちぐはぐな感じが否めない。
カタツムリの話がしたいなら、ちゃんとカタツムリの話をすればいいだけじゃないの?
とにかく、カタツムリと主人公の楽しい日常や、周囲の人間関係が描かれて、それでもうすうすそれが薄氷の上だと気づいているカタツムリがいて、とうとうくらやみが訪れ、対決が描かれ、最後にカタツムリが選ぶ選択は・・・みたいなべたな話でいいよ。
というか、西尾先生がべたを避け始めると、大体つまらなくなるという法則がある気がしますよ。
物語の構成が歪になってきてる。戯言のころの構成に近づきつつあるよ。
忍の過去が物語全体から見た時にどうでもよすぎるのが致命的に思われる。
また、今までは一応、伝承とかの裏づけから・・・・若干はみでてるやつもあるけど、一応は民俗学的見地がぎりぎりあったのに、今回のくらやみは、またバックノズルとかジェイルなんたらとかの「俺設定」に戻りつつあるよ。これもまた、西尾先生が退化する方向へ行ってる感がある。まあ、大人の事情もあるかもしれないけど。
しかもその俺設定のせいであきらめるみたいになってるので、若干説得性も下がっているような・・・。
このままいくと、最終巻もやばいことになりかねないので、マジがんばってほしいです。最後がちゃんとしてたら、OKなのが世の中だから!
ではでは
生きてはいる
- 2011.10.16 Sunday
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- 21:30
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- by inugamik
なんだっけ・・・
いろいろあったような。
サルと人間の遺伝子の違いって、1%しかないんだぜ、とか、そういう言説を元に、人も猿も変わらない的な主張をする人もいるけど、人と猿の違いが10%もあったら、生物の半分は猿っぽい生き物になる気もするし、そもそも、遺伝子全体の中には活性化してないゴミデータみたいなのがあって、それを含めるから99パーセントになるとかなんとか。
遺伝子はわずかな違いで、大きな差を生むんですね、という結論ではなく、人も猿も変わらない、とか言い出すのもそれはそれでいいけど、「結局、人も獣だから」みたいな言説の言い訳みたいに使われると困りますよね。結局は解釈の問題に過ぎないのか。
かずのこvsボンちゃんも見たし。
光速を超える物質とか。
あと、月下の剣士2を山百合会でやったら、由乃はあかりを使うね。
画面端で札を出し続ける(月下2で一番簡単な永久)
月下の剣士、案外狂ったゲームだよな。
残鉄のジャンプAがA+Cでキャンセルできるとか。いいね!狂ってる!
うーん、なにもないな。ではでは
修羅の門第二門でも、陸奥九十九が陸奥九十九してるのが嬉しい
- 2011.10.03 Monday
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- 22:50
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- by inugamik
ごきげんよう。
修羅の門は凄い好きだから、やっぱり二門でも陸奥ぅ・・・!って言いたくなる感じがいいですよね。
空手の名門・リリアン女学園に道場破りに現れた失われた業の使い手、福沢祐巳、とかいいんじゃないか、とうっかり思ってしまいますよね。
駄目だ、ギャグになるな。
でも、凄い修練を積んだ人間達の戦いというのは、やっぱりいいですよね。
「あれは人間の形をしていても、中身は別だ」
とか、なんだろう、修羅の門は雰囲気と言い回しが良いですよね。
風邪がなおらず一ヶ月、ではでは
追記:
リリアンで、怪我をする生徒が増えているという。
しかし、リリアンに通う乙女だというのに、青あざを作るような怪我をした当人は、転んだ、などとしか言わないという。
何か、まずい事が起きている。
由乃はそう思うのだが、祐巳さんや、薔薇の館のみんなの反応は芳しくなかった。
「由乃さん、気にし過ぎだって」
「そうそう」
なんて。
絶対、絶対なんかおかしい。
そして由乃は夜の薔薇の館でその光景を見ることになったのだ。(めんどいので大幅にはしょった)
リングに立つ祐巳と、生徒の姿を。
薔薇の館に用意されたそのリングの上で、空手着とでもいうのか、格闘家のような格好を姿をした祐巳さんが、前傾姿勢で相手に構えている。周囲には熱い視線を向ける生徒達、祐巳さんに対峙している生徒は、あれは、桂さんだ・・・。
「祐巳さん、あんたが最強だなんて、私は……」
桂さんが恐ろしく低い姿勢で祐巳さんめがけてタックルをかけた。速い、由乃にはもはや消えて見える。
「認めない!」
「フェイント!?」
驚きの余り声が出る、セオリーとしてのタックルからの寝技、由乃だけでなく、観客も全員がそう思った、だが桂はその体勢から飛び上がり、回し蹴りを撃ってみせたのだ。
信じがたい身体能力、タックルを受けるための低い姿勢の祐巳は下がれない、そんな回避不能の祐巳の頭部を桂さんの踵が襲った。
「当たる・・・!」
目の前で繰り広げられる暴力から目を逸らそうとする由乃の前で、祐巳が恐るべき反射神経で体をのけぞった、凄まじい反射速度、よかった、回避した、そう安堵する由乃。
だが、桂は止まらない!!
「二段蹴り・・・!!」
空中で、更に桂が回転する、もう由乃にもはっきりと分かる、これは血の気の多い学生が、遊び半分の余興でやっている格闘ごっこなどではない、明らかに修練を積んだ、本物の闘いだ、と。
祐巳が、跳んだ。
桂の蹴りに会わせて跳躍し、回避しながら回転蹴りを祐巳が繰り出した、のに会わせて、更に桂が回る、三段蹴り、空中にいる一瞬で、人がこれほど動けるのか、翼もない人間が。
祐巳の足と桂の足が交差し、蹴りが入った、と思った瞬間、空中で祐巳が桂の足を掴んだ、一瞬の早業、人間の動態視力を超えている、空中で縺れ、足を捻り、折ろうとするのを桂が外そうとし、また祐巳が掴む、空中とは思えない一瞬の攻防。
飛燕十字蔓・・・祐巳が修めた福沢園名流の妙技であった。
マットの上に落ちた時、祐巳が桂の足を極めた状態でそこにいた、だがその額からは、蹴りを受けた傷による血が流れている。痛々しい姿に目を逸らそうとする由乃の前で、祐巳が笑った。
「楽しい……よなあ……桂さん」
にぃ、と笑う祐巳に、足を極められている筈の桂までが笑っている。
「化け物め・・・楽しいのはお前だけだ」
ボクン、というような鈍い音がした。
祐巳が、桂の足の関節を外している・・・!!
もう見ていられない! そう思う由乃の眼前で、足を外された桂の方が電光石火の速度で動いた、痛みでギブアップするという常識的な想像など、遥かに超えている、足を外した一瞬の隙をこそ、桂は待っていたのだ!
祐巳が立ち上がろうとする、桂が突撃する、噛み付き、肩の肉を千切る、二人ともスタンディング、だが、マットの上に鮮血の花が咲いた、頭部と、腕からの信じがたい出血、胴着が血に染まっている。
桂の片足はだらりと垂れ下がり、どう見ても普通のリングなら試合はもう終わっている怪我だ。
「来いよ」
祐巳が笑っている。
「はは・・・そうだよな、どんなに出血しても、お前はギブアップなんかしないよな」
外れた片足をはめて、認めてやる、と桂が呟いたのが、由乃には見えた。
祐巳と桂はゆっくりと構え、互いの動きと間合いを計っている。
「まったく、最高に楽しいじゃないか・・・なあ、祐巳!」
片足の、機動性のないタックル、間合いを外して時間を稼ぐことも出来た筈の祐巳が、前へ出る。
「祐巳さん!」
二人が吐息がかかるほどの距離に接近する。
(そうだよなあ、祐巳さん、時間切れとか、間合いの外で逃げ続けるとか、あんたは選ばない・・・)
(来いよ、潰してやる、桂・・・)
噛み付かれた片腕は動かない、祐巳の左手が桂に触れる。
「来る・・・!」
観客席の志摩子が叫んだその瞬間。
ズン
薔薇の館全体が震えた。
まるで地震のように。
戦車砲の発射のように。
「福沢園名流・・・虎砲」
「がっ、は」
桂の口から血が大量に溢れる。
その目が揺れ、体が震える。
「俺は、祐巳さんを超えるため、ここまで修行して、人間さえやめて、それでも、倒せないというのか・・・? やっぱり、俺は、勝てないのか、何者にもなれぬまま・・・」
私の三年間は何だったんだ?
存在を忘れられ、映画版では存在自体が消え、苗字は出てこない。
「人は・・自分以外のものにはなれない」
ボコ、と人間の体がたてると思えないような音を立て、祐巳が左手を引いた、桂の胸部が凹んでいる・・・まるで鉄球でも当たったように・・・。
「お前は三年間、他の誰でもない桂を磨いた、それが答えで、誇っていい正解だ」
桂が、ずるずると倒れていく、
「あんた・・・人じゃない・・・くせに・・・やさしいことを言うじゃないか・・・お為ごかしにきまってる」
「優しい奴は、人が磨いた石なんか割らない」
「は・・・まったく・・・だ」
レフリーが叫ぶ
「た、倒れたぁ! か、勝ったのは福沢祐巳!」
凄まじい大歓声が祐巳を包んでいる。
そして、それを見ていた由乃は、体の震えを押さえられないのだった・・・。
修羅の門のパクりになっていた。てへぺろ!
気管支炎の疑い
- 2011.09.22 Thursday
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- 20:21
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- by inugamik
症状が完璧気管支炎
そんな昨今です。
リアル・・・リアリティ・・・なんといっていいのか。
たとえば、ニコ生で物語を作るとして、ニコ生で歌って、友達増えて、プロデビューしちゃいました、みたいなスポコン風味を作ることは可能なんですが、それは嘘だろ、と僕は思うんですが、いや、嘘じゃない、そういうこともありうるだろう、という意見を受けたりもする。
確かに極少数、そういうのもいるかもしれないが・・・たとえばss書いてて小説家デビューでも、ピクシブからプロイラストレーターでも、何でもいいんですが、それを一般的事例、その世界ってそういうものだよ、として書くのは、僕からすると、それは違うという感じになるのです。
意図的に綺麗に書く、みたいになってしまう。
そうではなくて、あの向上心の欠片もない、ニコ生という世界や(出会い厨が跋扈する)、どんどんグズグズになっていくssという世界や、ランキングに発狂するピクシブ投稿者とか、そういう、「恥ずかしい」部分を、なかったものにして書くのは、僕の言葉でいうと、嘘、ということになる。
大江さんの小説は、こんなの小説になるのかな、と思うようなグズグズな側面を、小説にしてしまうようなところがあって、僕はそれが好きなんですが、要約すると、趣味も才能も技能もない独身女性がニコ生で毎日ちやほやされることに生きがいを見出してしまう、みたいなどうしようもなさを、「しかし」という一片の真理をもって小説にするようなところが、大江さんにあると僕が思っていて、そこに魅力を感じる訳です。
その「恥ずかしさ」や「痛み」を排除して、いいや、これは「リアル」なんですよ、とかこの「世界」を描いた、とか言われても、それ嘘ですよね、と思ってしまう訳です。
ニコ生でちやほやされるうちに、踊ったり、きわどい格好をしたりするようになってしまう由乃、地下アイドル活動を始めてしまうゆみ、小説家になるといいつつ、日々ssしか描かない志摩子、みたいなssを思ったりするわけです。
たとえば声優やアイドルになり損ねた人間の受け皿としてニコニコやニコ生や地下アイドルが機能する面があって、僕の書くようなssもまた、中途半端な小説技能の受け皿としてあって、そのような「二流」にしかし、独特の魅力もまた感じるのです。
僕はけいおんに微妙な態度というか、全力で褒めてるのに、なんかあんま好きじゃなさそうと言われたりするんですが、高校という空間から「恥ずかしさ」も「痛み」も排除してしまっているから、というのはその一因であるように思うのです。
また、高校だけでなく、「高校生の音楽活動」に存在する「恥ずかしさ」や「痛み」も排除され、あんまり努力するシーンは描かれず、「楽しい」だけがそこにあります。
楽しいだけじゃ、ずっとやってはいけないんじゃないか、と僕は思うんですけども。
ss描くことは本当に素晴らしいよ、友達一杯できて、最高の青春だよ、みたいな話を組み立てる事は可能ですが、それは嘘ですよね、というのはある。
僕は、だから、そのジャンルの「恥ずかしさ」や「痛み」について語るのですが、やっぱりそういうのは凄い反発を受けてしまうのです。
向上心がないだの、歌がカラオケレベルだの、ニコニコとかで非常によくある現象なんですが、もうそういう話をした瞬間に、反発で前へ進めなくなる。
それはしかし、ネットの人々がただただ「恥ずかしさ」や「痛み」をあげつらう事しかしないからなので、ある種諦めるしかないのです。
しかしそうではなくて、僕が本当に言いたいのは、その「恥ずかしさ」や「痛み」も含めて肯定すること、あるいは肯定しないことで、ここまでは肯定するようなギリギリのライン引きの中で、受け入れていくようなことなのです。
何故なら、物事を受け入れるというのは、綺麗な部分だけを受け入れることではなくて、その恥ずかしさや痛みも含めて引き受けることの筈だからです。
どうしようもないことのどうしようもなさを、できうる限り肯定する、という。それをなしで、ニコ生できわどい格好してそこに自分の居場所を見つけてしまう由乃、なんて描いたとしても、それは「こいつら恥ずかしい」とあざ笑うような下品な物語にしかならないと思うのです。
ツイッターが馬鹿発見器になるのは、人々が必死に馬鹿を探していて、見つけたら即座に広めて笑いものにしたくてしょうがないから、という側面があるようにおもいます。
人々は、自分より下の人間を見つけたくて仕方がない。
トンデモが大好きな人々にもそういう傾向があるようにおもいます。僕はそういうのはしんどく思う時もあります。
何一つ技術がいらず、肌を出すだけで喜ばれてちやほやされて居場所を見つけてしまう・・・それはなんか物悲しいような、滑稽な、しかし、しかし人間だな、と僕は思うのです。そんなに誰かに迷惑をかける訳でもないですし。
けいおんはそうすると、高校生活からも部活動からも音楽活動からも、恥ずかしさも痛みも完全に消してしまっているので、真の意味では高校生活も部活動も音楽活動も肯定せず受け入れていない、とか、そんなことはもちろんないんですが、楽しさを強調するのは、人々を動員する強い力ですよね、って感じでごきげんよう。
暴れ
- 2011.09.17 Saturday
- ニコ百合
- 22:39
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- by inugamik
かがみも瞳子も体力僅か。
瞳子は徹底的に暴れると決めている、引かない、ひよらない、必然として、瞳子はEXダッシュストレートをぶっぱなす、読み合い拒否、セオリー無視、ダッドリー無法の立ち回り。
ガードしたかがみの切り返しが何か、などと瞳子は考えない、相手が何を振ろうが縦飛びからのコンボで潰す。読みでもぶっぱでもない、決めうちの、しかもリスク無視のガン攻め行動、だがそこに、かがみの強サンダーぶっぱが直撃した。
「何ですって?!」
あえて強サンダーをパなすような場面ではなかった、追撃でダッドリーが沈み、一ラウンドをかがみが先取する。
「あなたさ……」
「何ですの?」
「いえ、いいわ、言うより、やった方が早い」
荒らそう、荒らそう、という瞳子の行動。
もしかしたら、むっとするプレイヤーもいるかもしれない行動。
だがかがみは、荒らしに走る瞳子に、プレイヤーマナーを語ろうなどと思った訳ではなかった。
「クリムゾン・ヴァイパー・・・・」
高性能なジャンプ攻撃であるバーニングに、対空に使える上に、サンキャンなどのテクニックにも通じる高度な技・サンダー、相手を抑止し、EXならウルコンまで入るセイスモ、これらは、画面をぴょんぴょん飛びまわりバーニングで裏表をぐちゃぐちゃにして、あげくEXセイスモをぱなしてウルコンを決め、起き攻めされてもサンダーをぱなすような無茶苦茶なプレイをも可能にする。
ラウンド開始の微妙な距離。
瞳子のダッシュストレート/かがみ、無法の強サンダー!
「はあ!?」
まさか。
弱サンダー/弱サンダー/弱サンダー
追撃でもなんでもない、意味のないドラゴンダンス(昇竜連発すること)。
倒れたダッドリーにヴァイパーが密着する。
バクステが安定と見られるようなこの場面で、瞳子は。
(乃梨子に・・・繋ぐ!)
EXジェットアッパー!!
かがみ同時に強サンダー!!
まさかの昇竜ぱなし合い!!
「こいつ・・・!!」
昇竜をぱなしまくるというのは、上級者でもやる人はいるとは言え、リスクの大きい行動だ。ましてや、はっきり言って大して強くない対空であるサンダーをぱなしまくるのは舐めプレイと思われても仕方がない。
だがかがみは、瞳子を舐めていた訳ではない。その証拠に、かがみは全く笑わず、恐ろしいほどの気迫でバーニングを撃ち、ダッドリーへとかっとんで行ったのだ。絶妙な距離で炎が舞う!
裏当て・表落ち!!
このゲームで起きる不可解な挙動や、直感的な認識に反する動き、それはバグなのかも知れないが、上級者にとってそのバグはテクニックに変わる。
ヴァイパー地獄のヴァーニング起き攻め、表に見えて裏、裏に見えて表、焼かれまくるダッドリーが右往左往してみるみる体力が減っていく。
たまらず起き攻め拒否のセビキャンバックダッシュに、まさかの大サンダーが突き刺さる!!
ぱなす、ひたすら、サンダーをぱなしまくる!!
「殴り合いだ」
「え?」
「くればいいでしょ、貴方が望んだ殴り合いだわ」
ダッドリーで、ヴァイパーを荒らすだと?
この、荒らし性能の申し子のような、ヴァイパーを?
かがみの怒り。
「荒らしなら、殴り合いなら、ヴァイパーの方が上だ!!!」
かがみが叫ぶ。
「貴方は、ヴァイパーを舐めたっっっっっっ!!!」
そして始まる殴り合い、ジェットアッパー/強サンダー さらに、ジェットアッパー/強サンダー、続けて、ジェットアッパー/強サンダー!!!
しない、全く安定しない、ここに、この二人の間に、安定行動などというものは存在しないっっ!!
「無茶苦茶だ・・・」
乃梨子のもっともな意見に、祐巳が微笑む。
「でもなんか、いいね、これ」
KOFの泥沼で、見えない低空めくりを押し付けあう糞対戦で、他のキャラより三倍早く見える暴走庵で、攻撃が当たらず詰んでるチョンやジジイで、糞技を押し付け合い、狂った技をパナし合い、永久と即死を凌いで凌いで生きてきた。
「私と、荒らしあいで勝てるとおもっている・・・」
その傲慢・・・・!
「私はKOFで十年、地獄の荒らしあいを生き抜いてきた・・・!」
ここで潰す!!
瞳子、一瞬で削り圏内!!
「荒らしあいでも、刺しあいでも、立ち回りでも、私が上だっ・・・・!!」
この圧倒的上級者の前で、この敗色濃厚の瞬間に。
瞳子が笑った。
つづく
いつまでも終わらない風邪
- 2011.09.16 Friday
- -
- 21:57
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- by inugamik
ぶっぱ・・・・
非難されることも多い、格闘ゲームの重要行動。
たとえば、微妙な距離でいきなり昇竜拳を打って、それがたまたま出していた小足などに刺さるとき、読みなのか、ぶっぱなのか、判別は難しい。当たるぶっぱは良いぶっぱ、などとも言われる。
画面中央で刺しあいすべく中足を振っていただけなのに、いきなり昇竜拳セビキャンからのフルコンなんて食らった日には納得できない気持ちになるかもしれない。「相手がいきなり昇竜拳を打つかもしれない・・・」なんて読み合いは、普通は、少ない。
だがいま、ダッドリーのジェットアッパーで吹き飛ばされたかがみは、自嘲するように笑っている。
なるほど、と。
ヴァイパーもまた、ぶっぱを非難されるキャラだ。
EXセイスモぶっぱ→ウルコン、で半分奪えてリスク無し、なんてやっていられないという意見もあるだろう。
糞キャラ、と言われることもある。
いや、昨今、世の中では、あれが糞、これが糞、と批判の言葉ばかりが飛び交っている。
滑稽だな、とかがみは思う。
あの頃、かがみは、もっと酷い糞キャラの泥沼にいたのだから。
「リスクのあるぶっぱをそれだけ当てられるなんて、大したものよね」
「ぶっぱではありませんわ、読みです」
と瞳子が見得を切る。かがみは相手にしない。それは口プレイに過ぎないからだ。
EXセイスモ、か。とかがみは思う。
ヴァイパークソキャラ、ユンヤンクソキャラ、フォルテ糞キャラ、セス糞キャラ、一体、どれだけのキャラを糞だと否定したら人々は満足するのか。
EXセイスモからのウルコンで勝利を決め、糞キャラ呼ばわりされたことは、かがみもある。しかし。
かがみはかつて、KOFプレイヤーだった。
ヴァイパーはKOFのような部分を持つキャラなので相性が良い、というのはある。
だがそれ以前にかがみは、キャラクターを愛するプレイヤーなのだ。KOFのキャラ人気は凄まじく、腐人気も凄まじかった。感情移入する、ダイブすることがかがみのpp5000能力ならば、キャラ愛に溢れるKOFをかがみがプレイしていたのも不自然ではない。
そして、KOFは糞キャラで出来ている。
正確には、独特のバランスの取り方をしており、極端に強いキャラや弱いキャラが出来やすいバランスで、そして残念ながら糞キャラと言うほかないようなキャラも多かった。
まるで泥沼。
避け行動を一回通しただけで体力を7割奪っていく主人公、平然と登場する即死コンボ、無限に繋がる攻撃、狂ったような判定、明らかにバグのような火力・・・・
対戦ツールとしてのKOFは常にギリギリのところにいた。それでも成り立つのは、キャラクター人気がメインで、一人用でも爽快感があったりしたからだろう。寒くやりはじめれば、どこまでも寒くなるゲームでもあった。
だからキャラ人気がオロチ編終了でひと段落するとあっという間に廃れてしまった。あと、ラスボスは平然と全画面判定とか使ってくるイカレぶりだった。大体、暴走庵とか普通にプレイヤーキャラで使えたし、イカレてた。
そんな糞キャラ同士の泥沼でも、対戦は行われる。
北斗の拳が全キャラ永久持ちのバランス破綻ゲームでも対戦が楽しまれるように、そこにゲームがあれば対戦がある。永久や即死の横行するクソバランスの中、かがみはキャラ愛で戦っていた。
そしていま、ヴァイパーをクソキャラだという、ぬるま湯に漬かったカプコンゲームプレイヤー達。
かがみは微笑するだけだ。カプコンゲームでも、ジョジョの奇妙な冒険でアブドゥルの120フレーム無敵とペットショップを使っていた者達には、その泥沼が見えていた筈だ。
ここはまだまだ、ひなたぼっこにちょうど良い縁側に過ぎない。
「貴方は絶対、私の技を避けれない」
「?なんです?」
「私は、貴方より十年も前から、この技を知っている・・・!」
EXセイスモは、地面を叩いて地震を起こす技だ。
地面に足が触れていると吹っ飛ばされるという理不尽に広範囲な技でもある。
かつてかがみは美形好きとして日本チームをKOFで使い、そこに一人、強力な投げ使いがいたのを覚えている。かがみの目当ては草薙京なのでそのキャラが使えるようになったのはおまけに過ぎないが、どの年度のKOFでも、そのハチマキを巻いた柔道家は安定して強かったのだ。
地 雷 震!!(E X セ イ ス モ)
ダッキングしようとしたダッドリーが空中へ吹っ飛ばされる!ヴァイパーが一瞬でダッドリーに追いついた。かがみが叫ぶ。
「大門!!」
バーストタイム炸裂、燃え上がる格闘ゲーマーの時間が、美しい炎の軌跡を残してダッドリーを焼き尽くす。
かがみの髪留めがその熱気に千切れ、ツインテールが解けた。
長髪振り乱す悪鬼と化したかがみが、その目を赤く光らせ瞳子に言う。
「私のEXセイスモには、大門の魂が宿っている・・・・!」
つづく
帰還:体調不良
- 2011.09.15 Thursday
- -
- 22:05
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- by inugamik
みな、覚えているだろうか?
陵桜高校とリリアンがスーパーストリートファイター4ターボXAEで戦っていたことを。
いま、かがみがよしのを粉砕し、リリアン側は残り、のりこ、とうこ、ゆみの三人で、陵桜側も同じく、かがみ、こなた、浅見篝の三名となっている。
ゆみは、かがみのプレイを見て、明らかにそのやりこんだプレイングに焦りを覚えた。とうこ、のりこで、対抗できるのだろうか・・・と。
「私がいきますわ」
と瞳子が言う。
「いけるの?」
と尋ねる乃梨子は、ダッドリーとヴァイパーというのは、決して相性の良い組み合わせではないのが念頭にあった。
「私が、勝てないとでも?」
ヴァイパーというのは、ただでさえ強キャラだ。操作は恐ろしく難しく、極めたプレイヤーは少ないものの、EXセイスモという技が恐ろしく高性能で、出しても反撃を受けにくく、当たればウルコンが入り、その上範囲も広い技だった。
他にも、KOFか、といわれるほどの低いジャンプからのヴァーニングや見えない表裏の二択など、強い条件が揃っている。
対するダッドリーは、カニパンが当たれば大ダメージチャンスだが(言うまでもないけど、スパ4とは違いますからね)、そう簡単には入れさせてはくれないし、決して強いキャラではない。
「乃梨子、相手のプレイ、しっかり見てて下さいね。『荒らし』ますから」
「・・・!」
かつてウメハラの親友アールが、あるプレイヤーが凄まじく強く、今日のそいつには勝てない、と思った時にウメハラが現れ「三戦で今日の○○を壊してみせるよ」といって実際に連勝を止めた事があったという。
何故、そんな事が可能なのか。
格闘ゲームには、読み合いが発生する。
上級者の中には読み合いを拒否するような立ち回りの技術もあるが、結局は読み合いを完全に避ける事は出来ない。
格闘ゲームの選択肢はじゃんけんとは違い、「比較的安全な行動」や「リスクばかりでリターンの少ない行動」など、選ぶ選択肢による期待値が異なる。
ゲージがあるなら、昇竜拳をいきなりぶっぱなしてもセビキャンで保険がかけられる、など、状況状況でリスクリターンは変わっていく。
そうすると、「定石」のような行動も自ずと定まっていく。
ちょうど、高良みゆきが定石の塊のような寒いプレイヤーだったように、相手がどのような行動に出ても、大体リスクとリターンはこのぐらい、という見積もりは可能なのだ。
だがしかし。
あえて、定石の裏をかきつづけるとどうなるか?
ここで投げを選んで、失敗したらコンボをフルに食らって、成功しても投げのダメージしか得られない、という時には、普通は投げを選ばない、と考える、その思考の逆をつく・・・!
そこで投げる、「通常の選択の裏」を取り続ける・・・!
ウメハラは言った
「今のあいつは、普通の『裏』が『表』になってるから」
そういって、相手のペースを破壊したのだ。
「瞳子・・・」
瞳子は、危険な選択を次々に行い、相手のリスクリターン感覚を麻痺させる気なのだ。もちろん、そんな事をしてれば失敗時の巨大なリスクのせいでダメージレースで負ける可能性は高い。が、しかし、これはチーム戦。
乃梨子がいる。
荒らせば、ワンチャンスで荒らしきって勝てるかもしれない。負けたとしても、荒らされた後遺症で正常な判断力を奪える可能性がある。
瞳子は、かがみが格上と見て、乃梨子に託したのだ。
二人で、戦う。
そうしなければ勝てない相手だった。
「行きますわ」
瞳子が対戦台に座り、かがみが頬杖を解いた。長いツインテールの髪がしゃらりと揺れる。
瞳子はレバーを握り、思い出す。
ロジック。
MOV道場。
かつて、ロジック井上と呼ばれたプレイヤーが居た。
『対戦』を論理で突き詰めていくそのプレイスタイルは、多くのプレイヤーを覚醒させ、まるでチンパンジーのようだと言われていたマゴ(現在の最強プレイヤーの一人)を極端な理論派に育て上げた。井上の周りには、力丸、MOV、無数の優秀なプレイヤーが集まっていた。
瞳子も、その一人だ。
初めてゲームを教わった時、マキノさん(3rdプレイヤー)は言った。
「画面の見方、分かる?」
画面の見方などというものが存在すると、通常のプレイヤーは思わない。しかし、それは確かに存在する。
相手のゲージ、自分のゲージ、タイム、その状況によって、食らってよい技、食らってはいけない技が決まるのだ。
ロジック井上は、プレイする時は相手を見ろ、と言っていた。そのためには、自キャラの位置は感覚で把握できなくてはならない。敵の危険な技の初動フレームを見分けること、それが困難な中段をガードさせるのだ。
「よろしくお願いしますわ」
そう言って微笑む瞳子に、かがみは笑顔で握手を返す。
「ええ、始めましょう」
ラウンド1・・・
瞳子は状況を見る、開始時の位置というのは、中距離といったところで、飛びの届く微妙な距離だ。
それでも普通は、いきなりぶっこんだりはしない。
しかし。
ファイト!
瞳子、無法の開幕前ジャンプ!
強サンダーの迎撃で叩き落された瞳子へのかがみの起き攻め、バクステ読みのかがみに、まさかの起き上がりジェットアッパーが突き刺さる!
暴れる・・・ひたすら暴れる!
強引なカニパン重ねにダッキングストレート、傍若無人なまでに前へ出て瞳子が技を振る! リスクだらけの危険行動!
ガードする手が痺れるような錯覚の中で、かがみが笑った。
「なるほどね」
瞳子が笑い返す。
「あなたは、ここで暴れ潰されます」
ダッドリーのゲージが、一本たまり、青く光り始めた・・・・
つづく。
日々
- 2011.09.08 Thursday
- -
- 21:29
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- by inugamik
特にありません
リンク先は鬱田さんのサイト。
思想の自由、という概念を、守ろうという意識はなくなりつつある昨今なのだろうか。
いやな思想は見たくない、嫌いな思想は排斥したい、という感情、その感情を疑う能力を人々はネット上で持ち得ない。
叩くのも俺たちの自由で、『叩かれて当然』の発言をまんべくんはした、という発想自体が明確におかしいのに、それがもう、おかしいというのが伝わらなくなりつつある。あるいは、もう、完全に伝わらない。
まんべ君擁護=サヨク、キチガイ、みたいな風潮を感じます。
まんべ君の思想に賛同する反対する以前に、一つの、ただの思想が、『人々』の叩きによって排斥される、という現象自体の持つうすら寒さに、余りにも人々は鈍感になっている。
まんべ君のいった言葉が、恐ろしいほど反社会的で、犯罪を幇助するような内容なら、まだ我慢できますが、一つの考え方、思想が、ただそれが『人々』の『気に食わない』というだけで排斥され、なおかつ、人々がその思想の自由への侵害に恐ろしく無頓着なことが、僕を絶望させます。
ネットの多くの人々が(ネットの無名のキチガイたちではなく)、『まんべくんは駄目だったよね』みたいな結論なのが明らかに狂っている。
思想信条の自由を侵害するネットの批判者達がおかしいはずなのに、まんべくんが悪かったことになってしまっている。
つまり、公人は侵略戦争という考え方をしてはいけなくて、そういう考え方をした場合は、延々と抗議電話を受けてツイッターを閉鎖され、さらにそれでは飽き足らずネットの失敗事例として叩かれ続けて当然、ということか?
そんな馬鹿な。
抗議電話は業務妨害だろ・・・。ネットでは、特に公的な人間はある一定の思想しか表明してはならない、というに等しいじゃないですか、これでは。
それじゃ、思想統制だよ・・・
ネットでは、炎上や叩きというのはよくあるけど、思想が狙い打ちされて、抗議電話というネットの外にまで影響があって、なおかつ、叩いた側や抗議した側ではなく、抗議された側が悪い、みたいな空気になってるのが・・・
前から、段々と炎上や叩きは、炎上させる側が悪い、リスク管理ができてない、みたいなことを「賢い」人々が言い出してて、そういう方向にシフトしていってて、なんだかなあ、と思ってたけど、来るところまで来た感じを受けた。
もはや語る言葉はない。ではでは
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